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平成二十二年二月十二日提出
質問第一一五号

米軍普天間飛行場移設問題に係る内閣総理大臣の発言に対する陸上自衛隊幹部の発言に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




米軍普天間飛行場移設問題に係る内閣総理大臣の発言に対する陸上自衛隊幹部の発言に関する質問主意書


 各種報道によると、本年二月十日、宮城県の陸上自衛隊王城寺原演習場における米国陸軍との共同訓練開始式で、陸上自衛隊第六師団第四十四普通科連隊の中沢剛連隊長・一等陸佐が、「同盟というものは外交や政治的な美辞麗句で維持されるものではなく、ましてや『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものではない」との訓示を述べたとのことである。右の中沢連隊長の発言(以下、「中沢発言」という。)を踏まえ、質問する。

一 一般に、我が国の外交・防衛政策に対し、自衛官が公の場所における公務の最中に、自身の見解を述べ、批判をすることは、自衛官として許容される行為であるか。
二 「中沢発言」を北澤俊美防衛大臣は承知しているか。
三 鳩山由紀夫内閣総理大臣は、昨年十一月十三日、来日したオバマ米国大統領と会談した際、オバマ大統領に対し、普天間飛行場移設問題に関して「Trust me(私を信じてほしい)」との旨の発言をしたと、自ら記者会見等の場で明らかにしていると承知する。「中沢発言」は、右の鳩山総理の発言を意識し、それを批判したものか。北澤大臣の見解を求める。
四 二〇〇七年十月三十日に閣議決定された政府答弁書(内閣衆質一六八第一四二号)では、シビリアンコントロールの定義について、「シビリアン・コントロールは、文民統制のことを指し、民主主義国家における軍事に対する政治の優先を意味するものと考えている。」との答弁がなされている。「中沢発言」は、中沢連隊長が公の場所において公務の最中に行ったという点で、同隊長の個人的、内面的な思想を超えており、右で定義するシビリアンコントロールに反するものと考えるが、北澤大臣の見解如何。

 右質問する。



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