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平成二十二年三月八日提出
質問第二二八号

トヨタ自動車のリコール問題に対する鳩山由紀夫内閣の対応に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




トヨタ自動車のリコール問題に対する鳩山由紀夫内閣の対応に関する質問主意書


 昨年来、トヨタ自動車株式会社の主に米国における現地法人で生産されたプリウスやレクサス等の自動車に、ブレーキが効かなくなる、アクセルを踏んでいないのに急に加速する等の問題が発生し、大規模なリコールがなされている。右の問題(以下、「トヨタリコール問題」という。)を踏まえ、質問する。

一 「トヨタリコール問題」に対する鳩山由紀夫内閣、特に直嶋正行経済産業大臣、前原誠司国土交通大臣の見解如何。
二 本年二月二十三日、米国下院のエネルギー・商業委員会小委員会において、「トヨタリコール問題」をめぐる公聴会(以下、「公聴会」という。)が開催された。それに出席し、証言をしたある女性は、二〇〇六年、自身が所有していたレクサスES350に乗車した際、アクセルを踏んでいないのに時速百六十キロメートルまで加速するという恐怖の体験をしたと、涙ながらに語っている。一方で、このことを検証するため、本年二月二十六日、米国高速道路交通安全局が右のレクサスES350を買い取り、検証作業を行ったところ、この女性が他者に売却した時点の走行距離の約十倍となる約三万マイルに至るまで、同車によるトラブルは何も発生していなかったということが判明したとも報じられている。「公聴会」については、右以外にも、米国下院議員が、一切の弁明も許さないかの様な一方的な形で、米国トヨタ自動車販売のレンツ社長を責め立てる姿が報じられていた。「公聴会」は、「トヨタリコール問題」を冷静に検証する場というより、米下院議員にとっての、いわば政治的パフォーマンスを行う場であったという意味合いが強かったと考える。直嶋大臣、前原大臣として、右につきどの様な認識を有しているか。「公聴会」は公平、公正なものであったと認識しているか。
三 「トヨタリコール問題」は、トヨタ自動車の米国法人において作られた自動車部品の不具合から始まった問題であると承知する。その米国法人は、そもそもトヨタ自動車側が、かつて日米貿易摩擦問題が激化した際、米国における雇用確保等を考慮し、米国側に配慮して設立したものである。これらの経緯、そして二で指摘した「公聴会」での様子、やり取り等を考える時、現在の米国による「トヨタリコール問題」の検証は、冷静さを欠いており、公平、公正なものではないと考える。直嶋大臣、前原大臣として、米国側に対し、「トヨタリコール問題」に関し、冷静で公平、公正な対応をする様、求めるべきではないのか。

 右質問する。



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