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平成二十二年四月七日提出
質問第三六一号

外務省沖縄事務所職員が私費で写真展を主催したことの是非に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




外務省沖縄事務所職員が私費で写真展を主催したことの是非に関する再質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一七四第三一九号)を踏まえ、再質問する。

一 本年三月二十五日付琉球新報(以下、「琉球新報」という。)によると、沖縄県に駐留する米軍関係者等が撮影した写真を展示し、表彰する写真展「私のオキナワ」が同月二十四日から外務省沖縄事務所の主催で始まっているとのことである。右に関し、前回質問主意書で、報道によると、当該写真展は外務省として公式に主催したものではなく、同省沖縄事務所職員のポケットマネー、つまり私費で行われているものであるとのことであるが、右は事実か、当該写真展の責任者は誰か、外務本省は、いつ責任者または同省沖縄事務所より、当該写真展の開催について報告を受けているか等と問うたところ、「前回答弁書」では「御指摘の写真展は、外務省沖縄事務所が、事前に外務本省の承認を得た上で、外務省の予算から経費を支出して実施したものである。」との答弁がなされている。では、当該写真展を準備、開催するのに要した公費は総額いくらか、それぞれの項目ごとの詳細を明らかにされたい。
二 「前回答弁書」には「事前に外務本省の承認を得た上で」とあるが、当該写真展について、外務省沖縄事務所より外務本省に対し連絡があったのはいつか。
三 当該写真展の責任者は誰か。「前回答弁書」では何の答弁もなされていないところ、その者の官職氏名を再度質問する。
四 外務省沖縄事務所職員のポケットマネー、つまり私費は一切用いられていないか。確認を求める。
五 「琉球新報」によると、「久野和博副所長は『記念品は職員のポケットマネーで、沖縄への理解増進のために選んだ賞品。受賞者に喜んでもらっている』と説明している。」との記述があるが、右は事実か。当該写真展に写真を出展し、表彰を受けた者に、外務省沖縄事務所職員のポケットマネー、つまり私費を用いて用意された記念品を贈呈していたとの事実はあるか。
六 五が事実ならば、記念品の準備に要した私費はいくらか、明らかにされたい。
七 五が事実ならば、「前回答弁書」で「御指摘の写真展は、外務省沖縄事務所が、事前に外務本省の承認を得た上で、外務省の予算から経費を支出して実施したものである。」との答弁がなされたことは、事実と矛盾するのではないのか。
八 五が事実なら、それは公私混同に該当し、不適切であると考える。右につき、岡田克也外務大臣の見解を示されたい。
九 前回質問主意書で触れた様に、当該写真展は外務省沖縄事務所の会議室で開催されていたと承知する。国の施設を使用していながら、私費により、私的なものとして当該写真展を開催することは、公私混同にあたるのではないか等、地元沖縄県では、当該写真展に対し、様々な批判、疑問が寄せられていると承知する。「前回答弁書」では「御指摘の写真展は、在沖縄米軍関係者が沖縄の人々、文化、歴史、伝統などに触れる機会をより頻繁に持つことを促し、もって米軍関係者の沖縄についての理解を深め、沖縄への敬意を醸成すること等を目的として実施したものであり、外務省として有意義であると考えている。」との答弁がなされているが、当該写真展について、同省沖縄事務所は地元沖縄県に対してどの様な説明を行っているのか説明されたい。

 右質問する。



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