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平成二十二年四月二十二日提出
質問第四一六号

キルギス共和国における政権崩壊に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




キルギス共和国における政権崩壊に関する再質問主意書


 本年四月八日、中央アジアのキルギスで、反政府暴動に乗ずる形で野党が臨時政府を樹立し、政権が崩壊した。バキエフ大統領は逃亡したと報じられている。右と「前回答弁書」(内閣衆質一七四第三七四号)を踏まえ、再質問する。

一 前回質問主意書で、今回のキルギス情勢について、在キルギス日本国大使館から外務本省に対し、どの様な報告がなされているのか、本年四月一日から八日にかけ、時系列で示されたいと問うたところ、「前回答弁書」では「本年四月七日、キルギスの首都ビシュケクにおいて、野党勢力など反政府デモ隊と治安部隊との間で衝突があり、治安部隊側の発砲により、八十名以上の犠牲者と千五百名以上の負傷者が発生した。また、同月八日には、野党党首が臨時政府を発足させたと承知しており、事態の推移を注視しているところである。これらの情報については、在キルギス日本国大使館からしかるべく情勢報告はなされている」との答弁がなされている。では、今回の同国における動乱について報告する公電が、同大使館より同本省へ最初に届いたのはいつか、その日、時、分を明らかにされたい。
二 前回質問主意書で、外務省はかつてキルギスを「東洋のスイス」と形容し、同国における民主化に向けた取り組みを称賛していたことの確認を求めたところ、「前回答弁書」では「お尋ねの『東洋のスイス』との形容については、どのような経緯で称し始めたのか明らかではない」との答弁がなされている。例えば、かつて在ソ連日本国大使を務め、キルギスを兼轄していた枝村純郎氏が特に積極的に同国を右の様に称しており、当時同省において同国に関するブリーフィングやレク等の説明を行う時にも、右の呼称を良く用いていたのではないか。確認を求める。
三 キルギスにおける動乱について、外務省は十分な情報を取れているか。前回にしても、今回にしても、常に対応が後手に回っているのではないか。
四 「前回答弁書」には、「同月八日には、野党党首が臨時政府を発足させたと承知しており、事態の推移を注視しているところである。」との答弁がなされているが、政府として、キルギスの新政府を承認しているか。
五 キルギスでは、アカエフ前大統領をバキエフ大統領が追放し、そのバキエフ大統領がまた追放され、常に政治的混乱によって政権が変わっている。前回質問主意書で、同国に対し、外務省が重点的にODAを供与してきたのは、同国の民主化に資するものであったかと問うたところ、「前回答弁書」では「我が国のキルギスに対する経済協力は、『対キルギス国別援助計画』に基づき、民主化・市場経済化促進、人間の安全保障の確立を重視して実施しており、同国の民主化・市場経済化にも一定の貢献を行ったものと考えている。」との答弁がなされているが、右の「対キルギス国別援助計画」はじめ同国に対するODAは、これまでどの様な基準で決められてきたのか。特に、アカエフ前大統領が追放される前後で何らかの変化を付けたか。アカエフ前大統領にしてもバキエフ大統領にしても、度重なる不正が国民の反感を買い、失脚に繋がったものと承知するが、これらの点を十分に把握した上でODAを供与してきたのか。右につき、説明を求める。
六 キルギスに対するODAはじめ今後同国の民主化にどの様に関与していく考えでいるか。同国の政権交代は、これまで民主的手続きを経たことがなく、常に動乱によるものであった。今後政府はこの教訓を活かした外交を進めなくてはならないと考えるが、いかがか。

 右質問する。



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