質問本文情報
平成二十二年七月三十日提出質問第三号
千葉景子法務大臣による死刑執行に関する質問主意書
提出者 鈴木宗男
千葉景子法務大臣による死刑執行に関する質問主意書
本年七月二十八日、千葉景子法務大臣は、二人の死刑囚に対する死刑を執行した。右は、昨年八月の第四十五回衆議院議員総選挙により民主党を中心とする政権が発足して以来、初の執行である。右を踏まえ、質問する。
二 これまで法務大臣が死刑執行の現場に立ち会った例はあるか。
三 今回千葉大臣は、二人の死刑執行の現場に立ち会っている。千葉大臣として、執行の現場になぜ立ち会ったのか、その真意を説明されたい。
四 かねてより死刑制度の廃止を訴えていた千葉大臣が、時期も理由も不明確な中で執行に踏み切り、更にはその現場に立ち会うという異例の対応をとっている。この様な千葉大臣の行動は、国民から見れば極めて不可解で、死刑制度はもとより我が国の司法制度そのものに対する国民の信頼を揺るがせかねないものであると考える。菅直人内閣総理大臣として、千葉大臣の今回の行動に対しどの様な見解を有しているか、説明されたい。
右質問する。