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平成二十五年十月三十一日提出質問第四四号
一九九三年に明治神宮外苑競技場(現国立競技場)に建立された「出陣学徒壮行の地」記念碑に関する質問主意書
提出者 鈴木貴子
一九九三年に明治神宮外苑競技場(現国立競技場)に建立された「出陣学徒壮行の地」記念碑に関する質問主意書
第二次世界大戦中の一九四三年、兵力不足を補う為、学徒出陣壮行会が、明治神宮外苑競技場(現国立競技場)で、執り行われた。
一九九三年には出征から五十年を記念し、「出陣学徒壮行の地」記念碑が建立された。
この「出陣学徒壮行の地」記念碑は、二〇二〇年東京オリンピックに向け、国立競技場の全面改修に伴い、撤去される予定となっている。
右を踏まえ、以下質問する。
二 今日の平和は、日本国の為、前途有為な多くの学徒が戦地におもむき、命を落とされた多くの犠牲者によって、成り立っていると考える。即ち、全面改修後も、平和の重さ、尊さを考える上で、国立競技場の全面改修後、記念碑を戻すべきであるが、文部科学大臣の見解は如何。
三 現在、生存中の元学徒の皆様は、記念碑を残す事を強く切望し、その想いは、魂の叫びと言ってもよいと考える。学徒兵の英霊の御霊に対する崇敬の念、今日までご苦労され現在生きられている皆様の心情を考える時、是非とも記念碑を残されるべきだと考えるが、あらためて、文部科学大臣の見解は如何。
右質問する。