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平成二十九年二月十三日提出
質問第六六号

安倍総理がアメリカのTPP離脱を追認したことに関する質問主意書

提出者  逢坂誠二




安倍総理がアメリカのTPP離脱を追認したことに関する質問主意書


 平成二十九年二月十一日(日本時間)に発表された日米首脳会談後の日米共同声明では、「日本及び米国は、両国間の貿易・投資関係双方の深化と、アジア太平洋地域における貿易、経済成長及び高い基準の促進に向けた両国の継続的努力の重要性を再確認した。この目的のため、また、米国が環太平洋経済連携協定(TPP)から離脱した点に留意し、両首脳は、これらの共有された目的を達成するための最善の方法を探求することを誓約した。これには、日米間で二国間の枠組みに関して議論を行うこと、また、日本が既存のイニシアチブを基礎として地域レベルの進展を引き続き推進することを含む」と表明されたが、この内容に関して疑義があるので、以下質問する。

一 「米国が環太平洋経済連携協定(TPP)から離脱した点に留意し」とあるが、これは安倍総理がアメリカのTPP離脱を追認したものと理解できるが、この認識でよいか。政府の見解を示されたい。
二 「両首脳は、これらの共有された目的を達成するための最善の方法」とあるが、これは具体的にどのようなことを意味するのか。国民に分かりやすく、噛み砕いて説明を願いたい。
三 「日米間で二国間の枠組みに関して議論を行うこと」とは、日本がこれまでのTPP推進姿勢から、二国間の経済協定を推進することへ転換したことを意味するのか。政府の見解を示されたい。
四 「日本が既存のイニシアチブを基礎として地域レベルの進展を引き続き推進することを含む」とは、具体的にどのようなことを意味するのか。国民に分かりやすく、噛み砕いて説明を願いたい。
五 安倍総理は、平成二十九年一月二十四日の参議院本会議で「トランプ大統領は自由で公正な貿易の重要性については認識していると考えており、TPP協定が持つ戦略的、経済的意義についても腰を据えて理解を求めていきたい」と答弁しているが、日米共同声明で「米国が環太平洋経済連携協定(TPP)から離脱した点に留意」と表明している以上、日米両国の事情が変化し、安倍総理はTPP協定の持つ意義についてトランプ大統領に理解を求めることは断念したという理解でよいか。政府の見解を示されたい。

 右質問する。



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