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平成二十九年六月十三日提出
質問第四〇五号

韓国新政権の慰安婦を巡る日韓合意に対する姿勢の変化に関する質問主意書

提出者  井坂信彦




韓国新政権の慰安婦を巡る日韓合意に対する姿勢の変化に関する質問主意書


 五月十日に韓国の文在寅政権が発足して約一か月が経過した。文在寅氏は大統領選挙期間中に従軍慰安婦を巡る日韓合意について、再交渉が必要だと訴えてきたものの、韓国外交部は、文在寅氏が大統領に就任した後、慰安婦問題について文書等で特に見解を明らかにしていない。
 しかし、文在寅大統領就任後の韓国外交部報道官の定例記者会見では、明らかな変化が見られた。韓国外交部のサイトによると、五月十一日の定例記者会見では、朝日新聞記者の「今後、新政府は、日本政府に慰安婦の合意について再交渉を要求するのか」との問いに、韓国外交部報道官は、「大統領と内閣の外交安保ラインの人選が行われれば、政策を推進する方向がより具体化される」と述べている。
 次に、五月十六日の定例記者会見でも同様に、同報道官は「少女像の問題を含む慰安婦問題は、大統領府と内閣の人選が完了すれば、具体的な検討が行われるものと思われる」と述べ、明確な見解を示してこなかった。ところが、六月一日の定例記者会見では、NHK記者が「五月二十七日にグテーレス国連事務総長と安倍首相との会談で『韓日慰安婦の合意を支持する』とマスコミ報道がありました。これに対して、韓国政府の立場を公にもう一度教えていただきたいと思います」と質問すると、同報道官は、グテーレス国連事務総長の言及に対する見解を述べたあと、「(韓国)政府は、慰安婦合意について、韓国国民の大多数が、情緒的に受容できない現実を認めながら、韓日両国が共同で努力して問題を賢く克服していくことを希望しています」と述べ、これまでの日韓合意に対する姿勢の変化を示した。
 続けてNHK記者がその変化を確認するように、「事実、これまで韓国政府が慰安婦合意に対して着実に履行するという立場を続けてきましたが、これはその後、変化したということですか」との質問に、同報道官は、「私が今申し上げた通りです」と回答。
 NHK記者は、その回答では満足せず、さらに念を押して「『履行する』という言葉が抜けたことを確認してもいいですか」と問うと、「韓国政府の立場について私が今申し上げたとおりです」と述べている。
 つまり、韓国政府の立場が、「日韓合意を着実に履行する」という立場から、「慰安婦合意について、韓国国民の大多数が、情緒的に受容できない現実を認めながら、韓日両国が共同で努力して問題を賢く克服していくことを希望」する立場へと変化したことが明確になった。
 因みに、日本の全国紙各紙によると、同日、韓国外務省の趙顕第二次官は、慰安婦問題をめぐる日韓合意について、「非常に誤った合意だった」との考えを示したという。同日の韓国・聯合ニュースによると、同氏は「韓国外交部(外務省)が痛烈に反省しなければならない」とまで述べている。
 このことを踏まえ、日本政府の見解を問うため、以下の質問をする。

一 慰安婦を巡る日韓合意に関し、韓国政府の姿勢が「日韓合意を着実に履行する」という立場から変化したことを、日本政府は認識しているか。現在の韓国政府の日韓合意に対する姿勢をどのように認識しているのか。
二 二〇一五年十二月二十八日に日韓外相会談で結ばれ、共同記者発表という異例の形式で発表された、日本政府の慰安婦問題をめぐる日韓合意に対する現在の見解を改めて問う。

 右質問する。



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