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平成二十九年十一月二日提出
質問第六号

北朝鮮のおかげとはどのような意味と理解すべきかに関する質問主意書

提出者  逢坂誠二




北朝鮮のおかげとはどのような意味と理解すべきかに関する質問主意書


 十月二十六日、麻生財務大臣は、今次の衆議院選挙で自民党が大勝したことについて、講演の中で、「明らかに北朝鮮のおかげもあるだろうし、いろんな方々がいろんな意識を持った」と発言した。
 さらに十月二十七日、麻生財務大臣は、右の発言に関連し、「国民は、北朝鮮からの一連の危機に対応して、政府の中で一番対応できる政府は、政権は、どの政党の組み合わせだということで選んだんだということです」と発言した。
 これらの発言に関して疑義があるので、以下質問する。

一 「明らかに北朝鮮のおかげ」とは、どのような認識の下で発言されたのか。見解を示されたい。
二 「明らかに北朝鮮のおかげ」とはどのような意味に理解すればよいのか。見解を示されたい。
三 衆議院選挙に自民党が大勝したのは、「明らかに北朝鮮のおかげ」というのは、政府内で共有されているのか。それとも麻生財務大臣のみの見解であるのか。政府の見解を示されたい。
四 麻生財務大臣は、「明らかに北朝鮮のおかげもあるだろうし、いろんな方々がいろんな意識を持った」との発言を陳謝し、撤回すべきではないのか。見解を示されたい。
五 衆議院選挙は、国民の信をあおぐ厳粛なものであり、日本国憲法の前文でいうように、「正当に選挙された国会における代表者を通じて行動」するための基礎となるものである。国政選挙においては、国民は様々な観点から国政の課題に関する判断を行い、投票を行う。麻生財務大臣のいうところの、「国民は、北朝鮮からの一連の危機に対応して、政府の中で一番対応できる政府は、政権は、どの政党の組み合わせだということで選んだ」との発言は、ある一点だけで国民が衆議院選挙に向き合っていると決めつけるもので、国民を愚弄するものではないか。見解を示されたい。
六 麻生財務大臣は、「国民は、北朝鮮からの一連の危機に対応して、政府の中で一番対応できる政府は、政権は、どの政党の組み合わせだということで選んだ」との発言を陳謝し、撤回すべきではないのか。見解を示されたい。

 右質問する。



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