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平成三十年二月一日提出
質問第四一号

安倍総理が仮病を使い平昌冬季五輪の開会式に欠席することの是非に関する質問主意書

提出者  逢坂誠二




安倍総理が仮病を使い平昌冬季五輪の開会式に欠席することの是非に関する質問主意書


 平成三十年一月三十一日、参議院予算委員会で質問に立った自民党の参議院議員は、韓国で開かれる平昌冬季五輪の開会式に安倍総理が出席することについて、「首相を見ていると本当は行きたくないと感じる。インフルエンザもはやっているので罹患するという手もある」と発言した。当該参議院議員は、この質問に関して、安倍総理に答弁を求めなかったものの、安倍総理が否定も肯定もしなかったことは様々な憶測を招きかねない。
 二月一日、韓国の中央日報(電子版)は、この参議院議員が、「韓日慰安婦合意に言及しながら「(韓国は)言ったことをころころ変える国」とし「首相を見ていると本当は行きたくないんだろうなと感じる」と話した。もう一度よく考え、本当に韓国に行きたくなければインフルエンザや風邪を口実に韓国行きを保留すべきということだ」と述べたことを報じ、参議院議員は、「「今回の五輪は南北関係の接近のため極度に政治的に利用されているのではないかと懸念している」とし「今は北朝鮮に対して国際社会と連携して対話のための圧力をかける時期だが、昨今の韓国の北の歩み寄りの姿勢には国際社会からも懸念の声が上がっている」と主張した」「「相次ぐ韓国の約束不履行と不誠実な対応に、日本の国民、特に若い世代を通じて韓国への嫌悪感が広がっている」と述べた」ことも報じている。
 この参議院議員は、安倍内閣で外務大臣政務官を務め、参議院外交防衛委員長も歴任しており、その発言が国際社会に与える影響は小さくはない。
 これらの発言に関して、以下質問する。

一 韓国で開かれる平昌冬季五輪の開会式に安倍総理は出席すると承知しているが、当該参議院議員は「首相を見ていると本当は行きたくない」と指摘しているが、安倍総理は「行きたくない」が行かなければならないから、開会式に出席するということか。政府の見解如何。
二 当該参議院議員は、安倍総理に対して、答弁を求めなかったものの、安倍総理が否定も肯定もしなかったことから様々な憶測が生じている。現に中央日報の批判的な記事はその表れの一つに他ならない。安倍総理は、当該参議院議員の提案した仮病を使って平昌冬季五輪の開会式に欠席することの非常識さを韓国政府に陳謝し、記者会見などで、仮病を使って平昌冬季五輪の開会式に欠席することはないことをきちんと表明しておくべきではないか。政府の見解如何。
三 安倍政権で外務大臣政務官を務めた経歴を持つ参議院議員が「(韓国は)言ったことをころころ変える国」と述べ、それが韓国の主要紙で報じられることは憂慮すべきことだと考える。そもそも政府は、「(韓国は)言ったことをころころ変える国」であると認識しているのか。政府の見解如何。
四 三に関連して、テレビ中継入りの予算委員会の場で、「(韓国は)言ったことをころころ変える国」、安倍総理が仮病を使って平昌冬季五輪の開会式に欠席すべきであるなどと主張することは、国会議員の質問権は日本国憲法第五十一条で国内的には保障されているとしても、外交問題を引き起こす要因になる。韓国の外交当局者や主要メディアは、日本の国会で行われている予算委員会の審議を注視していると考えるべきであり、これらの発言を放置することは、わが国の外交感覚の欠如ととらえられかねない。政府は、外交ルートを通じて、これらの参議院議員の発言は誤りであり、政府の見解とは異なるものであると謝罪すべきではないか。政府の見解如何。
五 外交上の国際慣習では、首脳は嘘をついてはならないとされる。それを取り消す権能を持つ人が他にいないからである。例えば、外務大臣の発言であれば総理大臣が修正あるいは取り消すことができるが、総理大臣のそれは誰もできない。従って、首脳は本当のことを必ずしも言わないとしても、嘘をついてはならないとされる。首脳が嘘をつくことで、国家間の外交が混乱し、国家の命運にかかわるからである。その文脈で、仮病を使い平昌冬季五輪の開会式に欠席することは、総理大臣がインフルエンザですという嘘をつくことになり、国際社会で到底容認されない。安倍総理自身が述べてはいないものの、安倍内閣で外務大臣政務官などを歴任した参議院議員がこのような発言を行い、安倍総理が否定も肯定もしないことは、国際慣習に反する外交を行う余地が日本にあると国際社会に知らしめるものではないか。政府の見解如何。

 右質問する。



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