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平成三十年十月二十四日提出質問第四号
サウジアラビアのジャーナリスト殺害に関する質問主意書
提出者 奥野総一郎
サウジアラビアのジャーナリスト殺害に関する質問主意書
サウジアラビアの反体制ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏=失踪時(五九)=がトルコ最大の都市、イスタンブールにあるサウジ総領事館で死亡した事件で、サウジ検察局は、今月二日に総領事館を訪れたカショギ記者と、館内の人間とが口論から殴り合いになり、その末に記者が死亡したと認めている。
トルコのエルドアン大統領は二十三日、首都アンカラの国会で捜査状況を説明し、「凶悪な計画殺人だった」と述べた。
そこで、以下質問する。
二 サウジアラビア政府が関与した計画殺人であるとすれば、表現の自由を弾圧する暴挙である。イギリス、フランス、ドイツの三カ国は、外相の共同声明を発表し、「この殺人を正当化できるものは何一つなく、われわれは最も強い表現で断固非難します」「ジャーナリストに対する脅迫、襲撃、殺害行為はいかなる状況でも容認できない」と厳しく指弾している。日本政府はサウジ政府に対し抗議等の意思表示をしないのか。
三 また、サウジアラビアに対し何らかの制裁措置を検討し、実施しないのか。
右質問する。