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平成三十年十月二十四日提出質問第一一号
安倍総理がベトナム人の青年が日本人と同じ給料で働いていることを誇りに思うと発言したことに関する質問主意書
提出者 初鹿明博
安倍総理がベトナム人の青年が日本人と同じ給料で働いていることを誇りに思うと発言したことに関する質問主意書
安倍総理は十月二十四日の所信表明演説で、先般お亡くなりになったベトナムのクアン国家主席が来日した際のエピソードを取り上げました。
その中で、「ベトナム人の青年が、日本人と同じ給料をもらいながら、一緒に働いていた。そのことを、クアン主席は大変うれしそうに、私に語ってくださいました。『彼にとって、大きな誇りとなっている』これは、私たちにとっても誇りであります。」と述べています。
労働の対価として支払われる給料は、外国人だという理由で引き下げるべきものではなく、同じ労働をしていれば、同じ額の賃金が支払われるのは当然のことだと考えます。
それにもかかわらず、安倍総理が「私たちにとっても誇りであります」とまで言うということは、外国人に対して日本人と同じ給料を支払っていることは珍しいことであり、例に挙げた企業のように、外国人に対して日本人と同じ給料を支払うことは誇りに思うほど立派なことである、という認識でいると思われます。
そこで、伺いますが、政府は、ベトナム人が日本人と同じ給料をもらっていることが珍しいことで、外国人に対して日本人と同じ給料を支払うことは誇らしいことだ、という認識でいるのでしょうか、政府の見解を伺います。
右質問する。