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令和二年三月十九日提出
質問第一三〇号

航空機利用減に伴う羽田空港発着便の新ルートに関する質問主意書

提出者  長妻 昭




航空機利用減に伴う羽田空港発着便の新ルートに関する質問主意書


 羽田空港の国際便の拡張にともない、従来は海上であった、航空機の離発着ルート(以下、「新ルート」という)が、東京二十三区内の超人口密集地の上空となる。そこでお尋ねする。

一 新型コロナウイルスの影響により、国内外で航空機の利用が減少している。羽田空港の新ルートは航空機利用の需要増を見越して決められており、航空機の利用が減少している現状では、新ルートを開始する必要はない。新ルート下の住民の懸念も十分に払拭されていない事情も考慮し、安全性が確保されるまで、新ルートの運用を中止すべきと考えるが、内閣の見解をご教示願いたい。
 また、現時点での羽田空港での航空機利用(発着便数)の政府の把握する需要減の具体的数字をお示し願いたい。
二 新ルートの運用を開始した後に、航空機の需要がさらに減少した場合、新ルートの利用を見直す考えはあるか。また、航空機の需要が想定以上に激減した場合等、新ルートの廃止や停止を含めて再検討する余地はあるか、内閣の見解をご教示願いたい。
三 新ルートの運用について、経済的効果などメリットはさんざん聞かされているが、デメリットについて政府の説明はあまりない。政府が考えるデメリットについてすべて具体的に項目を列挙いただき、それぞれについて対応策をご教示願いたい。その上で、それぞれのデメリットについて、政府の対応策が万全であると考えるか、内閣の見解をご教示願いたい。
四 新ルートの騒音対策の一環として、航空機の着陸の際の降下角度を急にする対策が採用されている。この降下角度の変更については、安全性について懸念が伝えられている。降下角度の変更について、航空会社から政府に対して示された懸念について、政府はどのように回答しているのか、示された懸念の件数・内容と併せてお示し願いたい。その上で、降下角度の変更は、安全性の観点から問題なし、と考えるのか、内閣の見解をお示し願いたい。
五 航空機からの部品脱落、いわゆる落下物(以下、「航空機落下物」という)に関してお尋ねする。
 全国で航空機落下物の事案は何件あるのか、政府の把握している過去十年の件数をお示し願いたい。また、平成二十八年度、平成二十九年度、平成三十年度、令和元年度における航空機落下物に関して重量の重い順にそれぞれ三つの事例を落下物名称、落下日時、落下場所、被害の有無、航空便名、航空機会社名、発覚のきっかけ等を含めお示し願いたい。
 また、航空機落下物のうち把握できるのは一部であるとの話も聞く。すべての航空機落下物を把握できているのか否か。お示し願いたい。
 また、把握できるのは航空機落下物全体のどの程度なのか推計その他、知見があればお示しいただきたい。

 右質問する。

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