質問本文情報
令和三年十二月九日提出質問第一二号
厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」コラム欄の記載に関する質問主意書
提出者 阿部知子
厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」コラム欄の記載に関する質問主意書
厚生労働省はホームページの「新型コロナワクチンQ&A」に、専門家のコラム欄を設け、十回にわたって掲載されている。この中の、二〇二一年八月二十七日公開の森内浩幸氏による「『ワクチン接種後のブレークスルー感染』なぜワクチンと感染予防対策の両方が必要なのか」の記事について質問する。
一 タイトル「免疫ができても感染してしまう訳」のくだり、「血液の中の抗体は鼻や喉の粘膜では効き目が弱く、感染を防ぐ効果はあまり強くありません」との記載について、血液中のワクチン抗体IgGが鼻や喉の粘膜に滲み出し、ウイルスを不活化するというエビデンスについては「ない」としてよいのか。政府の把握するところを示されたい。
二 「抗体は肺の中に滲み出てきて肺炎を起こさないようにブロックすることで、重症化を防ぎます。」との記載について、血液中のワクチン抗体IgGが肺胞に滲み出し、ウイルスを不活化するというエビデンスについて、政府の把握するところを示されたい。
三 「血液の中の抗体は鼻や喉の粘膜では効き目が弱く、感染を防ぐ効果はあまり強くありません」と説明しながら、図二「新型コロナウイルスの場合」ではワクチンの有効性を示しているように受け取れる。この図の意図はワクチン抗体が鼻や喉の粘膜にウイルスが感染するのを予防するというものだと思うが、そうだとすれば説明と図に整合性がないのではないか。政府の見解を問う。
右質問する。