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令和五年十月二十日提出
質問第六号

円安についての政府の認識に関する質問主意書

提出者  櫻井 周




円安についての政府の認識に関する質問主意書


 財務省の神田真人財務官は、二〇二三年九月六日に日本円をめぐる為替レートについて「投機的な行動あるいはファンダメンタルズでは説明できない動きが見られており、高い緊張感を持って注視している」と発言した。
 一方で、現在の日本円の通貨安は、欧米の通貨との金利差と日本の貿易赤字による円売り米ドル買いの需要とである程度は説明できるものと考えられる。
 政策金利の金利差については、米ドル、ユーロ、英ポンドは政策金利を引き上げており、マイナス金利を続ける日本円とは金利差が大きく開いている。このことが、円キャリートレードを増加させると考えられ、実際、円キャリートレードが増えているとの報道がある。
 そこで、以下、質問する。

一 昨年から今年にかけての円安は内外金利差と貿易赤字というファンダメンタルズで説明できると考えるが、神田財務官が言う「ファンダメンタルズでは説明できない動き」とは何か、政府の見解は如何に。
二 経済のファンダメンタルズで説明できることを説明できない動きとの見解を我が国の通貨当局が示すことが、逆に我が国の通貨に対する信認を低下させることに繋がるリスクがあると考えるが、政府の見解は如何に。

 右質問する。

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