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令和五年十一月十五日提出
質問第四九号

新型コロナワクチン接種の効果及び副反応による健康被害救済に関する質問主意書

提出者  原口一博




新型コロナワクチン接種の効果及び副反応による健康被害救済に関する質問主意書


 新型コロナウイルス感染症に係る予防接種(以下「新型コロナワクチン接種」という。)については、本年九月二十日から令和五年秋開始接種が実施されている。令和五年秋開始接種については、主にオミクロン株(XBB.一.五)対応一価ワクチンが使用され、本年十月二十六日の第五十二回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料一には、接種の目的について「重症化予防」と記載されている。また、新型コロナワクチン接種に係る健康被害救済制度については、本年十月十日の武見厚生労働大臣の記者会見において、「新型コロナワクチンに係る予防接種法に基づく健康被害救済制度の累計認定件数は、令和五年十月六日時点で、四千六百五十件が認定となっております。他方、新型コロナワクチン以外の累計認定件数は令和三年末時点で、三千五百二十二件が認定となっております。」と発言している。

一 新型コロナワクチン接種は、我が国では接種費用は全額公費負担とされ、現在までに多い方は五回を超える接種を受けている。他国において、全額公費負担で五回を超える新型コロナワクチン接種を国民に受けることを可能としている国を政府は把握しているか。把握している場合には、その国名を示されたい。
二 厚生労働省の「新型コロナワクチンQ&A」には、「EG.五.一系統とXBB.一系統の違いはわずかであり、有効性が期待できると考えられます。」と記載されており、参考資料が付されている。この参考資料に付された論文の内容は、日本人にも当てはまると政府は考えているか。また、国内でオミクロン株(XBB.一.五)対応一価ワクチンを日本人に接種した場合における重症化予防の効果を確認すべきと考えるが、政府の見解を示されたい。
三 新型コロナワクチン接種には、主にRNAワクチンが用いられている。RNAワクチンを繰り返し接種した場合における安全性や有効性、特に十年後などの長期を経た場合における安全性や有効性について担保されているのか、政府の見解を示されたい。
四 新型コロナワクチン接種の健康被害救済制度について、申請が審査処理件数を上回り、審査に「滞留」が生じているとの指摘もある。武見厚生労働大臣は、本年十月十日の記者会見で「審査会の開催頻度を確実に増加」、「審査会を増設」、「四か所同時並行で審査が進んでいる」と発言しているが「滞留」は解消されたのか。現在、健康被害救済制度の申請から審査結果が申請者に伝達されるまでにどの程度の期間が必要とされているのか。また、一層の迅速化と申請者に対して審査状況を知らせる仕組みを整備すべきと考えるが、政府の見解を示されたい。

 右質問する。

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