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令和五年十一月十六日提出
質問第五二号

航空分野の人材確保に関する質問主意書

提出者  原口一博




航空分野の人材確保に関する質問主意書


 昨年十月の水際対策の緩和等により、急速に航空需要が回復しているなか、我が国の航空業界において、グランドハンドリングや保安検査員の人手不足が深刻な状況となっており、喫緊の課題に直面している。新千歳空港、鹿児島空港などの空港では、グランドハンドリングの人手不足により受入体制が整わず国際線の増便を断念せざるを得ない状況や、東京国際空港、福岡空港などの空港では、保安検査員の人手不足による検査体制の縮小により保安検査場が著しく混雑し、需要回復に対応できていない事態が生じている。また、我が国の主要航空会社における航空機操縦士・航空整備士は五十代が多く、その年代が二〇三〇年に大量に退職することが見込まれている。航空需要が回復している現状を踏まえると、新たな航空機操縦士・航空整備士が安定的に供給されなければ、我が国において、旺盛な航空需要に対応できなくなるおそれがある。特に航空機操縦士の養成には、約十年もの期間を要することから、現時点において、喫緊の対策を講じる必要がある。
 このような状況を踏まえ、以下質問する。

一 グランドハンドリング、保安検査員の人手不足を招いた原因について、政府の見解を伺いたい。
二 グランドハンドリング、保安検査員の人手不足の解消には、抜本的な改革が必要であると考えるが、政府の見解を伺いたい。
三 今後、我が国の労働人口が減少し、人手の確保が厳しくなることが見込まれるなか、航空機操縦士・航空整備士を着実に確保するには、早い時期から計画的に養成・確保していくべきと考えるが、政府の見解を伺いたい。
四 航空機の操縦士養成は長期間の訓練を要するが、航空機操縦士の安定的な供給の手段として、訓練期間の短縮、訓練方法の見直し等、抜本的な改革が必要であると考えるが、政府の見解を伺いたい。

 右質問する。

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