答弁本文情報
平成十三年二月二十七日受領答弁第七二号
内閣衆質一五〇第七二号
平成十三年二月二十七日
衆議院議長 綿貫民輔 殿
衆議院議員阿部知子君提出助産婦資格のない者の助産業務従事に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員阿部知子君提出助産婦資格のない者の助産業務従事に関する質問に対する答弁書
一について
社団法人日本母性保護産婦人科医会(以下「本社団」という。)が定める日母産婦人科看護研修学院基準によれば、日母産婦人科看護研修学院(以下「学院」という。)は、「母子保健の理念にもとづき、日本母性保護産婦人科医会の基準のもとに産婦人科看護要員が学習し、研修する施設である。」とされ、保健婦、助産婦、看護婦又は准看護婦であることを入学資格とし、妊娠、分娩、産じょく、産科手術等に関する講義及び分娩の見学等の実習が行われるものとされている。
本社団によれば、現在の学院の数は五十五であり、都道府県別に区分した学院の名称、学院長の氏名及び所在地は別表に掲げるとおりである。また、各学院とも、修業年限は一年であり、母子保健医学等の講義時間の合計は百六十八時間以上百七十四時間以下、実習時間は十五週以上かつ三十時間以内であることとされている。その他の御質問に係る事項については承知していない。
本社団によれば、すべての学院の合計で、昭和三十七年度から平成十一年度までの間の研修修了者は二万四千五百五十九名である。また、平成二年度から平成十一年度までの間における入学者六千百四十四名の入学時に有する資格別の内訳は、助産婦六名、看護婦八百七十三名、准看護婦四千三百六十二名及び助産婦、看護婦等の免許のない者九百三名であり、同期間中の研修修了者五千六百二十名の研修修了時に有する資格別の内訳は、看護婦八百七十八名、准看護婦四千三十八名及び助産婦、看護婦等の免許のない者七百四名である。なお、各学院ごとの入学者数及び研修修了者数については承知していない。
御質問に係る事項については把握していない。
医師でも助産婦でもない者が保健婦助産婦看護婦法(昭和二十三年法律第二百三号)第三条に規定する業を行うことは、同法第三十条に違反するものである。厚生労働省においては、学院の研修を修了したことをもって保健婦、看護婦又は准看護婦が同法第三条に規定する業を行うことができるとの誤解を与えることがないよう、引き続き本社団を指導してまいりたい。
別表
都道府県
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学院の名称
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学院長の氏名
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所在地
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北海道 | 札幌産婦人科看護研修学院 | 後藤 史郎 | 札幌市中央区大通り西十九丁目 札幌市医師会館内 |
函館産科看護学院※ | 中野 茂行 | 函館市元町三十三の十九 函館市医師会館内 | |
青森 | 青森日母産婦人科看護研修学院※ | 立崎 達夫 | 青森市勝田一丁目十六の十六 青森市医師会館内 |
弘前産科看護学院※ | 白取 秀世 | 弘前市大字野田二丁目七の一 弘前市医師会附属高等看護学院内 | |
八戸産婦人科看護研修学院※ | 菊池 岩雄 | 八戸市青葉二丁目十七の四 八戸准看護学院内 | |
宮城 | 宮城県医師会産婦人科看護研修学院 | 永井 宏 | 仙台市青葉区大手町一の五 宮城県医師会館内 |
山形 | 山形産婦人科看護研修学院 | 金杉 宏 | 山形市荒楯町一丁目八の九 山形県医師会館内 |
鶴岡産婦人科看護研修学院 | 中村 純 | 鶴岡市馬場町一の三十四 鶴岡地区医師会館内 | |
福島 | 郡山産婦人科看護研修学院 | 村田 武司 | 郡山市大町一丁目十五の五 馬場医院内 |
茨城 | 水戸産科看護学院※ | 石渡 勇 | 水戸市笠原町字上組四百八十九茨城県医師会館内 |
土浦産婦人科看護研修学院※ | 清水 源之 | 土浦市東真鍋二の三十九 土浦市医師会館内 | |
栃木 | 栃木日母産婦人科看護研修学院※ | 上地 弘二 | 宇都宮市竹林町九百六十八 宇都宮市医療保健事業団内 |
埼玉 | 埼玉産婦人科看護研修学院 | 林 正 | 浦和市仲町三丁目五の一 埼玉県県民健康センター内 |
千葉 | 千葉県産婦人科看護研修学院※ | 北原 敬市 | 千葉市中央区千葉港五の二十五 日母千葉県支部内 |
富山 | 富山県日母産婦人科看護研修学院※ | 森越 進 | 富山市蜷川三百三十六 富山県医師会館内 |
石川 | 石川日母産婦人科看護研修学院 | 中村 彰 | 金沢市大手町三の二十一石川県医師会館内 |
山梨 | 山梨第一産婦人科看護研修学院※ | 秋山 尚美 | 甲府市丸の内二丁目三十二の十一 山梨県医師会館内 |
山梨第二産科看護学院※ | 加賀谷武 | 富士吉田市上吉田三千三十二の一 加賀谷医院内 | |
長野 | 長野産科看護学院※ | 中澤 弘行 | 長野市若里千五百七十の一 長野市医師会館内 |
岐阜 | 岐阜県医師会産婦人科看護研修学院 | 岩砂 和雄 | 岐阜市藪田南三丁目五の十一 岐阜県医師会館内 |
静岡 | 静岡産科看護学院 | 舟橋 守 | 静岡市東草深町三の二十七 静岡市医師会館内 |
浜松日母産婦人科看護研修学院※ | 森岡 英二 | 浜松市鴨江二丁目十一の二 浜松市医師会館内 | |
静岡東部日母産婦人科看護研修学院※ | 小林 瑛 | 沼津市八幡町八十二 沼津医師会館内 | |
愛知 | 名古屋産科看護学院 | 山口 貞雄 | 名古屋市中区栄四丁目十四の二十八 愛知県医師会館内 |
豊橋産科看護学院※ | 日比 勝 | 豊橋市東小田原町六十九の七十 日比産婦人科病院内 | |
岡崎産科看護学院 | 田那村 至 | 岡崎市竜美北二丁目四 岡崎市医師会館内 | |
一宮産科看護学院※ | 森川 満夫 | 一宮市貴船二丁目七の十六 一宮市医師会館内 | |
三重 | 四日市産婦人科看護研修学院※ | 塩井 澄夫 | 四日市市西新地十四の二十 四日市市医師会館内 |
伊勢産科看護学院 | 池田 洋子 | 伊勢市勢田町六百二十八の十 伊勢市医師会館内 | |
松阪日母産婦人科看護研修学院 | 地主 彰夫 | 松阪市白粉町三百六十三 松阪地区医師会館内 | |
京都 | 京都府医師会産婦人科看護研修学院 | 細田 澄之 | 京都市中京区壬生東高田町一の九 京都府医師会館内 |
大阪 | 緒方産婦人科看護研修学院 | 緒方 正世 | 大阪市中央区今橋三丁目二の十七 緒方ビル内 |
兵庫 | 西宮産科看護学院※ | 江原 收 | 西宮市池田町十三の二 西宮市医師会看護専門学校内 |
鳥取 | 鳥取産科看護学院※ | 大石 徹 | 鳥取市戎町三百十七 鳥取県医師会館内 |
岡山 | 倉敷産婦人科看護研修学院※ | 江口 武夫 | 倉敷市阿知二の二十二の十八 江口産婦人科医院内 |
津山日母産婦人科看護研修学院 | 赤堀 和一郎 | 津山市椿高下百十四 津山保健センター内 | |
広島 | 広島日母産婦人科看護研修学院 | 芥川 甫 | 広島市西区観音本町一丁目一の一 広島県医師会館内 |
呉産科看護学院※ | 青山 喬 | 呉市朝日町十五の二十四 呉市医師会館内 | |
三原日母産婦人科看護研修学院※ | 難波 幸一 | 三原市宮浦一丁目五の七 三原市医師会病院内 | |
山口 | 下関産科看護学院※ | 麻上 義文 | 下関市大学町二丁目一の二 下関看護専門学校内 |
日母徳山産婦人科看護研修学院 | 五島 孝彦 | 徳山市慶万町十の一 徳山看護専門学校内 | |
徳島 | 徳島日母産婦人科看護研修学院 | 寺内 弘知 | 徳島市幸町三丁目六十一 徳島市医師会館内 |
愛媛 | 松山産婦人科看護研修学院 | 重川 嗣郎 | 松山市柳井町二丁目八十五 松山市医師会館内 |
福岡 | 北九州産科看護学院※ | 大蔵 秀文 | 北九州市小倉北区大門一丁目六の六 北九州市医師会館内 |
福岡産科看護学院 | 古賀 説男 | 福岡市早良区百堂浜一の六の九 福岡市医師会看護専門学校内 | |
佐賀 | 佐賀市医師会産科看護学院 | 美川 隆造 | 佐賀市新中町二の十一 佐賀市医師会館内 |
唐津産科看護学院※ | 笠原 卓 | 唐津市千代田町二千五百六十六の十一 唐津地域総合保健センター内 | |
長崎 | 長崎市医師会産婦人科看護研修学院 | 牟田 博夫 | 長崎市新地町六の五十三 長崎市医師会館内 |
熊本 | 熊本日母産婦人科看護研修学院 | 柏木 明 | 熊本市本荘五丁目十五の十八 熊本市医師会館内 |
大分 | 日母大分産婦人科看護研修学院※ | 松岡幸一郎 | 大分市大字駄原二千八百九十二の一 大分県医師会館内 |
宮崎 | 宮崎産婦人科看護研修学院 | 綾部 隆夫 | 宮崎市大坪西一丁目二の三 宮崎看護専門学校内 |
都城産婦人科看護研修学院 | 丸田 美徳 | 都城市姫城町九街区三号 都城市医師会館内 | |
延岡産科看護学院※ | 井上 日出男 | 延岡市東本小路百三十の二 延岡看護専門学校内 | |
鹿児島 | 鹿児島県産科看護学院※ | 柿木 成也 | 鹿児島市郡元一の八の六 鹿児島県医師会館内 |
沖縄 | 沖縄県医師会産科看護学院 | 比嘉 国郎 | 浦添市字当山四百二十二沖縄県医療福祉センター内 |