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答弁本文情報

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平成十五年三月二十五日受領
答弁第二四号

  内閣衆質一五六第二四号
  平成十五年三月二十五日
内閣総理大臣 小泉純一郎

       衆議院議長 綿貫民輔 殿

衆議院議員山口壯君提出各種テロ攻撃に対してあらゆる備えが必要であると思う所に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員山口壯君提出各種テロ攻撃に対してあらゆる備えが必要であると思う所に関する質問に対する答弁書




1について

 天然痘の感染の予防には、ワクチンの接種が極めて有効であり、また、感染後も、早期のワクチンの接種が発症の予防又は重症化の抑制に効果があるとされている。このため、平成十三年度第一次補正予算、平成十四年度補正予算等に所要の経費を計上し、天然痘ワクチンの備蓄を進めているところであるが、危機管理上の理由から、現時点での備蓄量を公表することは差し控えたい。

2について

 天然痘ウイルス以外で生物化学兵器として用いられる可能性が高いと考えられる生物剤及び化学剤(以下「その他生物化学剤」という。)による疾病に係る医薬品等についても、危機管理上の理由から、現時点での在庫量を公表することは差し控えたい。
 なお、その他生物化学剤による疾病の治療上有効である又は有効な場合があるとされている医薬品等について、当該医薬品等の製造業者、卸売販売業者等(以下「製造業者等」という。)が相当の在庫を保有していることを確認しているところである。

3について

 天然痘ワクチンについては、現在、平成十四年度補正予算により追加備蓄のための事業を実施するとともに、平成十五年度予算案においても更なる備蓄を行うための経費を計上しているところであるが、危機管理上の理由から、今後の具体的な備蓄計画を公表することは差し控えたい。
 また、その他生物化学剤による疾病の治療上有効である又は有効な場合があるとされている医薬品等についても、引き続き製造業者等における在庫の確認等を行うとともに、事態の推移に応じて、製造業者等その他の関係者の協力を得ながら、適切に対応していくこととしている。
 生物化学兵器によるテロ攻撃が発生した場合等に必要な医薬品等の提供が迅速かつ的確に行われるよう、今後とも努力してまいりたい。



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