答弁本文情報
平成十五年八月二十六日受領答弁第一四六号
内閣衆質一五六第一四六号
平成十五年八月二十六日
内閣総理大臣 小泉純一郎
衆議院議長 綿貫民輔 殿
衆議院議員川田悦子君提出世界エイズ・結核・マラリア対策基金に対するわが国の支援に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員川田悦子君提出世界エイズ・結核・マラリア対策基金に対するわが国の支援に関する質問に対する答弁書
一及び二について
我が国は、エイズ、結核、マラリア、ポリオ、SARS(重症急性呼吸器症候群)、寄生虫症等の感染症が開発と貧困削減への開発途上国の努力を大きく阻害するものであるとの認識から、開発途上国におけるこのような感染症の対策を支援している。この分野での援助実績は、平成十二年度及び十三年度の二年間で十八億ドルに達している。
感染症対策を重視するこのような考えから、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(以下「世界基金」という。)にも、三年間で二億ドルの拠出を表明し、このうち八千万ドルは平成十四年中に拠出しており、引き続きこの誓約を着実に履行していく考えである。
世界基金への更なる対応については、感染症対策を引き続き支援するとの考えに立ちつつ、現下の厳しい財政状況、世界基金の運営状況等をも踏まえて適時に適切な対応を検討していく考えである。