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平成十七年七月五日受領
答弁第八四号

  内閣衆質一六二第八四号
  平成十七年七月五日
内閣総理大臣 小泉純一郎

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員長妻昭君提出監修料受領図書等の予算と決算に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員長妻昭君提出監修料受領図書等の予算と決算に関する質問に対する答弁書



 お尋ねの図書等に係る平成十一年度から平成十五年度までに厚生労働省及び社会保険庁の職員が受領していた監修料の額については、「国庫補助金関連、大量購入関連等の出版物等に係る監修料の実態に関する全省調査について」(平成十六年十月二十二日厚生労働省公表)及び「社会保険庁をめぐる不祥事案等に関する調査報告書」(平成十七年一月十四日社会保険庁公表)において明らかにしているとおりである。なお、平成十年度における監修料の額については、把握しておらず、平成十六年度における監修料の額については、網羅的には把握していないが、国家公務員倫理法(平成十一年法律第百二十九号)第六条第一項の規定に基づき、厚生労働大臣及び社会保険庁長官に提出された贈与等報告書の中には、当該図書等について平成十六年度に監修料を受領した旨が記載されているものはない。
 お尋ねの図書等に係る予算要求時における購入予定部数、購入予定単価及び購入予定総額、実際の購入部数、購入単価及び購入総額並びに予算に計上した額よりも多くの購入費用を要した図書等に係る実際の購入総額が購入予定総額を上回った理由、どこの予算及びどの財源から費用を持ってきたのかについては、網羅的には把握していないが、例えば、「社会保険六法」については、平成十五年度予算要求時における購入予定部数は三千二百六十一部、購入予定単価は九千円、購入予定総額は三千八十一万六千円であったのに対し、実際の購入部数は一万二千百五十部、購入単価は八千九百二十五円、購入総額は一億八百四十三万八千七百五十円となっていた。当該図書の購入総額が購入予定総額を上回った理由は、業務上の必要性により実際の購入部数が購入予定部数より増加したことによるものであり、増加した分の費用は、予算要求時に当該図書に係る購入費用を計上している厚生保険特別会計(項)業務取扱費(目)庁費の執行を行う中で支弁されているものである。
 また、「社会保険委員必携」については、平成十五年度予算要求時における購入予定部数は十九万六千五百七十四部、購入予定単価は四百六十円、購入予定総額は九千四百九十四万五千円であったのに対し、実際の購入部数は二十万二千七百部、購入単価は五百五十四円、購入総額は一億千二百二十九万五千八百円となっていた。当該図書の購入総額が購入予定総額を上回った理由は、予算要求において従前の購入予定単価を用いたこと等によるものであり、増加した分の費用は、予算要求時に当該図書に係る購入費用を計上している厚生保険特別会計(項)福祉施設事業費(目)庁費の執行を行う中で支弁されているものである。
 図書等の購入については、その必要性を審査の上、適正に行ってきたところであるが、今後、予算要求における購入予定部数等の見積りについては、購入の実績との相違がある場合もあるので、購入の実績に極力即したものとなるよう努めてまいりたい。


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