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答弁本文情報

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平成十九年十月九日受領
答弁第六六号

  内閣衆質一六八第六六号
  平成十九年十月九日
内閣総理大臣 福田康夫

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員鈴木宗男君提出ミャンマーにおける邦人記者殺害に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員鈴木宗男君提出ミャンマーにおける邦人記者殺害に関する質問に対する答弁書



一について

 本年八月十五日以降、ミャンマー連邦(以下「ミャンマー」という。)国内各地で反政府デモが発生したことを受け、外務省は、九月十九日及び同月二十六日付けで「スポット情報」を発出し、ミャンマーに渡航、在住する邦人に注意喚起するとともに、ミャンマーに対する危険情報「十分注意してください。」の対象地域を、九月二十一日付けでヤンゴン市等一部地域からミャンマー全土に拡大したほか、同月二十六日付けでミャンマー全土に対する危険情報を「十分注意してください。」から「渡航の是非を検討してください。」に、また同月二十七日には、右危険情報を「渡航の延期をお勧めします。」に引き上げた。
 また、在ミャンマー日本国大使館においては、八月二十三日以降、同大使館ホームページ等を通じ、上記渡航情報に加え、「最近のデモ行進等を巡る動きについて」の大使館からの「お知らせ」を四回発出し、在留邦人等に対しデモ等に近づかないよう呼びかけたほか、九月二十七日に長井健司氏が死亡する事件が発生したことを受け、同日、大使館からの「お知らせ」を発出し、在留邦人に対し最新の治安関連情報の入手に努め、不要不急の外出を控えるよう注意を喚起した。

二について

 今般、ミャンマー政府治安当局による実力行使が行われ、邦人一名が死亡したことは極めて遺憾であり、現在、ミャンマー政府に対して真相究明を求めているところである。

三及び四について

 政府としては、これまで日・ミャンマー外相会談等において、ミャンマー政府に対して、今般、治安当局による実力行使が行われ、邦人一名が死亡する事態に至ったことにつき強く抗議してきている。今後の政府の対応については、ミャンマー政府による真相究明の結果も踏まえつつ、検討していくことになる。



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