答弁本文情報
令和元年十一月二十二日受領答弁第七三号
内閣衆質二〇〇第七三号
令和元年十一月二十二日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員初鹿明博君提出大学入学共通テストにおける記述式試験の採点を在宅で行うことに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員初鹿明博君提出大学入学共通テストにおける記述式試験の採点を在宅で行うことに関する質問に対する答弁書
一について
御指摘の「在宅」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、令和二年度から実施される大学入学共通テストにおける「国語」及び「数学」の記述式問題採点関連業務一式に係る、独立行政法人大学入試センター(以下「センター」という。)と株式会社学力評価研究機構(以下「機構」という。)との間の業務請負契約の仕様書(以下「仕様書」という。)においては、機構の業務内容として採点会場の確保が定められているところ、当該採点会場の要件について、「警備員の配置、二重扉や二重鍵等、不審者の侵入を防ぐための措置を講ずること」、「厳格な入退室管理を行うとともに、採点を行う部屋への私物の持ち込みは一切禁止すること」等とされていることから、これらの要件を満たさない場所において採点者が採点することは認められていないものと承知している。
二について
御指摘の「ベネッセグループの模擬試験、進研模試」の具体的に意味するところが明らかではなく、お答えすることは困難である。
三について
お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、仕様書において、機構は、センターとの間で採点者の選抜方法及び必要人数について事前に協議した上で、適正な試験等によって質の高い採点者を確保し、センターの指定する採点期間内に正確な採点を行うことができる人員を必要数確保することとされているものと承知している。