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答弁本文情報

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令和五年十一月二十日受領
答弁第三二号

  内閣衆質二一二第三二号
  令和五年十一月二十日
内閣総理大臣 岸田文雄

       衆議院議長 額賀福志郎 殿

衆議院議員原口一博君提出FMS調達後の合理性の検証等に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員原口一博君提出FMS調達後の合理性の検証等に関する質問に対する答弁書


一について

 防衛省としては、米国の有償援助による調達を含めた装備品等の調達に係る契約の後には、装備品等のプロジェクト管理に関する訓令(平成二十七年防衛省訓令第三十六号)等に基づき、装備品等の調達の進捗状況、経費の発生状況等について、当該調達に当たってあらかじめ定めた計画との比較を行うとともに、その結果の分析及び評価を行うなど所要の確認を行うこととしているほか、各年度の予算編成過程において、調達した装備品等について、その必要性、性能、代替案、価格等の確認を行うこととしているところである。

二について

 お尋ねの「@からBまでの疑問」の示すところが必ずしも明らかではないが、これが「平時においてどの程度の有用性があるのか」を指すのであれば、滞空型無人機RQ−四Bは、我が国周辺海空域において常時継続的な情報収集及び警戒監視を行うために必要な能力を有し、隙のない警戒監視態勢を強化するために極めて有益な装備品であり、その調達は合理的なものであると考えている。

三について

 お尋ねの「指摘」について、その背景や根拠等を必ずしも承知しているわけではないが、政府としては、輸送ティルト・ローター機V−二二は、固定翼機のように速い巡航速度と長い航続距離に加え、高高度を飛行可能であるといった高い性能を持つ、我が国の島嶼防衛能力を強化する上で不可欠の装備品であるとともに、災害救援活動や離島における急患輸送にも極めて有益な装備品であり、その調達は合理的なものであると考えている。

四について

 お尋ねについては、令和五年四月二十六日の衆議院財務金融委員会、安全保障委員会連合審査会において、浜田防衛大臣(当時)が、「防衛力の抜本的強化については、必要となる防衛力の内容を積み上げさせていただきました。どのような機能、装備品が必要であるかについては、これは当然積み上げで行っておりますが、機種選定が終わっておらず、FMSで取得するか否か決定していない事業があること、また、FMSによる取得に向けた米国との調整が未了の事業があることなどから、現時点で五年間のFMS調達額や国内調達額の総額をお示しすることは困難であり、各年度の予算編成の過程でその規模を示してまいりたいと思います。」と答弁しているとおりである。

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