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昭和四十年十一月四日提出
質問第二号

 国立精神病院敷地内の鉄道貫通計画に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和四十年十一月四日

提出者  中村高一

          衆議院議長 (注)田 中 殿




国立精神病院敷地内の鉄道貫通計画に関する質問主意書


 日本国有鉄道計画線の東京外郭環状線は、現在、日本鉄道建設公団によつて調査設計中であるが、本年八月末に同公団東京支所長より、東京都小平市所在の国立武蔵療養所に対し、同療養所敷地内を南北に貫通する鉄道を敷設したいとの申出があつた。しかし、次の理由により、この計画は不適切であると考えられるので、これに対する政府の所見を伺いたい。

一 国立武蔵療養所は、日本の代表的精神病院で、現在入院患者七百名、うち百五十名は戦時中より入院しているところの旧軍人、軍属であること。
一 厚生省が日本の精神病院のモデル病院として同療養所を近代的に設備するため、目下第一期の改築工事を実施中であること。
一 病院の敷地内を鉄道が貫通する場合は、治療上の障害ははかりしれないものがあること。
一 日本鉄道建設公団が工事を担当することになつているが、療養所敷地内に鉄道を貫通させることは、単なる便宜主義で精神医学的見地からして全く非常識であること。

 右質問する。





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