答弁本文情報
昭和四十年十一月十二日受領答弁第二号
(質問の 二)
内閣衆質五〇第二号
昭和四十年十一月十二日
内閣総理大臣 佐藤榮作
衆議院議長 ※(注)田 中 殿
衆議院議員中村高一君提出国立精神病院敷地内の鉄道貫通計画に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員中村高一君提出国立精神病院敷地内の鉄道貫通計画に関する質問に対する答弁書
日本国有鉄道計画線の東京外郭環状線の一部を形成する武蔵野線は、常磐線北小金附近より東北本線浦和附近ならびに中央本線国分寺附近を経由し、国鉄新鶴見操車場にいたる新線であつて、常磐線、東北本線、高崎線、中央本線および東海道本線との相互間貨物を現在の山手貨物線を経由させることなく輸送し、あわせて地区間旅客を輸送することを目的とする国鉄第三次長期計画の一環をなす主要幹線である。
このうち北小金・浦和間三三・六キロについては、昭和四十年十月八日付けをもつて運輸大臣は工事実施計画を認可し、目下、日本鉄道建設公団は用地買収とともに、工事着手の準備を行なつている。
一方、浦和・国分寺・新鶴見間約五十キロについては、すでに運輸大臣は基本計画において工事線として指示しており、現在、日本鉄道建設公団の手により各種のルートについて、慎重に比較検討を行なつている。当該質問主意書にのべられている地区におけるルートについても詳細に調査検討中である。
したがつて、今後、質問の主意を尊重して善処する所存である。
右答弁する。