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昭和四十四年八月四日提出
質問第一七号

 日米貿易経済合同委員会における対米繊維輸出規制問題の経過並びにその対策等に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和四十四年八月四日

提出者  田中武夫

          衆議院議長 松田竹千代 殿




日米貿易経済合同委員会における対米繊維輸出規制問題の経過並びにその対策等に関する質問主意書


一 主題の件について、さる七月三十日の大平、スタンズ会談で米側の繊維製品自主規制に関する二国間交渉提案の検討を約束したと伝えられているが、その経過並びに二国間協定とはどのような内容のものなのか、さらに米側は二国間協定の積み重ねにより多国間協定を結ぶ希望もあるやに思われるがどうか。
二 七月三十一日日米両国政府は繊維問題に関する日米専門家会議を九月十五日ワシントンで開くことに合意したが、この会議の目的は何か、どのようなことを議題とするのか、今回の専門家派遣は単に事実調査のためのものか、事実調査は本来ガットを通じて行なうものであり、今回の派遣は予備調査であると解するがどうか。また、米業界ではこの専門家派遣に難色を示しているときくがどうか。
三 米国の繊維品輸入制限に関しては、四月四日本院商工委員会で、さらに五月九日本会議で、それぞれ全会一致で米側の輸入制限には反対、政府は米国政府に対し、かかる輸入制限を企図せざるよう強く要請すべき旨を決議し、大平通産、愛知外務の両大臣は決議の主旨を十分尊重し、最善の努力をすることを約束している――また、さる二月の本院予算委員会で本議員の質問に対し大平通産大臣は米国の輸入制限ないし自主規制に強く反対する旨の答弁あり――が、今回の日米貿易経済合同委員会の経過をみるとき政府の態度は弱腰であり、後退したのではないかと思うがどうか、今後この問題についてどのような対策を考えているのか。

 右質問する。





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