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昭和六十二年二月十七日提出
質問第六号

 豊島交通株式会社の不当経営に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和六十二年二月十七日

提出者  新村勝雄

          衆議院議長 原 健三郎 殿




豊島交通株式会社の不当経営に関する質問主意書


 千葉県我孫子市東我孫子一丁目一番二号豊島交通株式会社(豊島良枝社長)は、昭和五十九年三月、同社従業員が労働組合を結成してから現在に至るまでに、

一 同年五月組合員に対するダイヤ差別を行い、
二 同年八月「つつもたせ事件」を虚構し、組合委員長、書記長をその中に巻き込んで解雇し、
三 同年九月組合員一人を不当解雇し、
四 六十一年十月組合員一人を不当解雇する、
等多くの不当労働行為を繰り返してきた。
 事件はその都度、地方労働委員会、裁判所に提訴され、いずれも労働組合側の勝利に終わつている。
 しかるに、経営者側は、それらの判決や命令に従わず、脱法行為を繰り返している。
 これらの経営者側の一連の行為は正常な労使関係を破壊し、労働関係法の精神を無視するものであり、ひいては安全と親切を旨とすべき交通事業の信頼を損ない、利用者の不安を招くに至る事態と言わざるを得ない。
 当局はこの事実を知つておられるか。
 この事態に対してどのような処置をされたか。

 右質問する。





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