衆議院

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昭和六十二年四月十八日提出
質問第三二号

 日本航空株式会社の経営実態に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和六十二年四月十八日

提出者  井上一成

          衆議院議長 原 健三郎 殿




日本航空株式会社の経営実態に関する質問主意書


 日本航空株式会社については、一昨年の大事故以来、その体質が問われている。
 同社は、政府資金が資本金の三四・五パーセントを占める特殊会社であり、また、航空権益等で、国の援助を受けていることを考えると、放置出来ない問題がある。
 そこで、同社の経営が果たして国民の信頼に応えているのかを明らかにするために、その実態の一端について質問する。

一 先物ドル買い予約について
 1 同社は、長期にわたる巨額の先物ドル買いを予約している。この事実を、政府は承知しているか。
 2 昭和六十一年度から昭和七十一年度までの十一年間の各年度ごとの先物ドル買い予約額及び予約レートはいくらか。
 3 先物ドル買いによる昭和六十一年度における為替差損はいくらか。
   その為替差損は、公表された決算書に計上されているか。
 4 今後、予約どおり実行するとすれば為替相場が一ドル当たり一五〇円で推移すると仮定して、同社は、どれ程の為替差損を生ずることになるのか。
二 主力機の購入について
 1 同社主力機であるボーイング社のジャンボジェット七四七型機の一機当たりの価格は、昭和六十年度においていくらか。
 2 昭和六十一年度において購入した同機種の価格はいくらか。
 3 昭和六十年度、同六十一年度の機材購入について、その購入費の明細と金額及び使用した為替レートはいくらか。
 4 3の発注時、引渡時、値引分のそれぞれの為替レートはいくらか。
三 中期計画について
 1 同社の昭和六十二年度から昭和六十五年度までの中期計画は、一ドル当たり一五〇円で策定されていると聞くが事実かどうか。
 2 一ドル一五〇円で策定されているとするならば、先物予約のレートとの関連性について矛盾するのではないか。
 3 中期計画では、各事業年度ごとの利益をいくらであると予定しているのか。
四 同社は、無謀な先物ドル買い予約によつて巨額の損失を生じ、また、機材の高額購入等経営の正確な判断を誤り、経営基盤を大きく揺るがせているものと考える。
  政府として、どのようにこの問題に対処してきたのか、また、今後どのように対処していくのか。

 右質問する。



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