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平成三年四月二十二日提出
質問第一〇号

 MMRワクチンに関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  平成三年四月二十二日

提出者  長谷百合子

          衆議院議長 櫻内義雄 殿




MMRワクチンに関する質問主意書


 現在接種がされているMMRワクチンの副反応である無菌性髄膜炎の発生は予想以上に多く、緊急を要するので、平成元年度以降の次の事項について質問する。

一 ムンプスワクチン(流行性耳下腺炎)株(占部、星野、鳥居、宮原、NK−M46)の出荷数はいくつか。
二 ムンプスワクチンの接種者数は何名か。(この人数は重要なので正確な人数を回答されたい。不明ならばなぜ接種人数を調べないのかその理由を明確にすること。)
三 ムンプスワクチン接種に伴う無菌性髄膜炎患者数及びワクチン株が見つかった患者数を明示されたい。
四 接種者が何名で、無菌性髄膜炎患者一名がでる割合になっているか。
五 ワクチンによる無菌性髄膜炎患者の症状と、自然感染によるおたふくかぜの無菌性髄膜炎患者の症状を比較できるように併記されたい。
六 現在までに、ムンプスワクチンにおける事故で予防接種健康被害者救済制度によって救済された被害者は何名になっているか。
七 MMRワクチン及びそれぞれ単体のワクチンの一人当たりの薬価はいくらか。
八 ワクチン接種に伴う無菌性髄膜炎患者一人に要する医療費及び全患者に要する金額はどのくらいと推定されるか。
九 厚生省が出している「乾燥弱毒性麻しん、おたふくかぜ、風しん混合(MMR)ワクチンの概要」に、流行性耳下腺炎による死亡者数が昭和六十三年には六名と記されているが、その死亡者は子供か、また、死亡者の年齢を明らかにされたい。
十 占部株以外では無菌性髄膜炎患者はでなくなるという専門家もいるが、その根拠となるデータを厚生省は持っているか。
十一 現在のMMRワクチンによる無菌性髄膜炎患者の症状は、保護者からすれば軽いものとは考えられない。また、このまま接種を継続していればこの接種がきっかけとなって、余病の併発や悪化、最悪の場合は死にいたるような事故が予見できる。厚生大臣も重大な問題であると答弁されているが、それでも厚生省はこのままMMRワクチンの接種を継続するか。

 右質問する。





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