質問本文情報
平成四年十二月一日提出質問第九号
東海旅客鉄道株式会社(JR東海)の経営に関する質問主意書
提出者 沢田 広
東海旅客鉄道株式会社(JR東海)の経営に関する質問主意書
政府は「平成三年度における日本国有鉄道の改革に関する施策の状況に関する報告」(平成四年十月十六日閣議決定)を行っている。JR各社の(旅客及び貨物会社)経営状況を見ると、JR東海の経営見直しは旧国鉄と同様に「借金のための借金」状況になることは明らかであり、極めて遺憾である。
よって次の質問をする。
JR東海の採算的立場を考慮しても、五兆余円の(金利を加算すると十兆円以上になる)新幹線の購入は、国民に多大な負担を与えることになると考えられるが、どのように採算・借金返済・運賃への影響を考えているのか明らかにされたい。
少なくとも株上場後は株主の了解のもとに行うべきと考えるが、これに対し説明されたい。
二 品川駅開設について
品川駅開設について、概要、利用方法、資金、経営上の負担・返済及び利用者への利益・利便をどのように考えているのか。また、それを株上場後に行うことは考えなかったのか回答されたい。
三 株上場について
JR東海が株上場を行う場合、株主に対する待遇措置及び社員・0B・功績賞受賞者・永年勤続者などについての報償をどのように考えているのか説明されたい。
四 リニア実験について
二千億円の投資分について、本年度の利用額・利用効果・実績・業務内容について明らかにされたい。
右質問する。