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平成十八年十一月二十八日提出
質問第一八七号

二〇〇二年七月三十一日の日米外相会談における北朝鮮のウラン濃縮開発問題に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




二〇〇二年七月三十一日の日米外相会談における北朝鮮のウラン濃縮開発問題に関する質問主意書


一 朝日新聞社コラムニストの船橋洋一氏の著書「ザ・ペニンシュラ・クエスチョン 朝鮮半島第二次核危機」(朝日新聞社)の百二十八頁に、
 「米側が日本側に北朝鮮のウラン濃縮開発の存在を最初に伝えたのは、二〇〇二年七月三十一日に行われたブルネイにおけるARF(ASEAN地域フォーラム)の際の日米外相会談の席である。
 コーリン・パウエル国務長官は川口順子外相に『北朝鮮の核開発に関連して深刻な問題がある。まだ、情報機関が詰めている段階で、よくわからない点もあるが、懸念している』との趣旨を述べた。
 パウエルは、ことさらにあいまいな表現を使った。あいまいすぎるため、川口はその趣旨を十分につかめなかったほどだ。
 川口は後に『インテリジェンスの話だから、そんなに明確な話ではなかったし、事実関係がはっきりわからなかった』と述べている。」
との記述があることを外務省は承知しているか。
二 二〇〇二年七月三十一日の日米外相会談への日本側同席者全員の官職氏名を明らかにされたい。
三 一の会談について記録が作成されたか。記録には秘密指定がなされたか。記録が公電で外務本省に到着した年、月、日、時、分を明らかにされたい。
四 三の公電は在米国日本国大使館に転電されたか。
五 二〇〇二年七月三十一日の日米外相会談において、コーリン・パウエル米国国務長官が川口順子外務大臣に対して、「北朝鮮の核開発に関連して深刻な問題がある。まだ、情報機関が詰めている段階で、よくわからない点もあるが、懸念している」との趣旨の発言をした事実があるか。
六 川口順子氏が船橋洋一氏の取材に対して、「インテリジェンスの話だから、そんなに明確な話ではなかったし、事実関係がはっきりわからなかった」との趣旨の応答を行った事実があるか。
七 川口順子氏は外務大臣の職にあったとき、職務上知りえた秘密を守る義務を負っていたか。
八 川口順子氏は外務大臣の職を退いた後、職務上知りえた秘密を守る義務を負うか。
九 二〇〇二年七月三十一日の日米外相会談における川口順子外務大臣の対応は日本の国益に照らして適切であったと外務省は認識しているか。

 右質問する。



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