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平成二十三年十一月二十五日提出
質問第七二号

新たな北海道総合開発計画の推進及び総合的点検に関する質問主意書

提出者  橘 慶一郎




新たな北海道総合開発計画の推進及び総合的点検に関する質問主意書


 「地球環境時代を先導する新たな北海道総合開発計画」(平成二十年七月四日閣議決定)は、今後の北海道開発の戦略的目標として、「アジアに輝く北の拠点〜開かれた競争力ある北海道の実現」を掲げ、同時に、「国際会議等の北海道開催の推進について」を閣議了解しているところである。北海道の豊かな自然、食、大地を生かし、アジアを始め世界との交流を進めていくことは、北海道はもとより、我が国の発展にも寄与する営みであると考える。また、同計画では、「計画策定からおおむね五年後に計画の総合的な点検を行う」とされており、平成二十四年が総合的点検を行う時期と考えられる。現在、冷涼な気候、広大な土地、豊富に存在する環境負荷の少ないエネルギー源、安全な食料を提供する広大な農地など、北海道の持つポテンシャルを、災害に強い国土づくり、エネルギー環境の変化など東日本大震災発生後の我が国の直面する課題解決に活用していく余地が高まっている。このような点を踏まえた計画の推進及び総合的な点検を行い、北海道のポテンシャルを最大限に発揮した北海道開発を進めていくべきと考える。ついては、新たな北海道総合開発計画の推進及び総合的な点検について、以下六項目にわたり質問する。

一 右記の閣議了解に基づく政府の取り組みと併せて、近年北海道で開催された主な国際会議の事例を伺う。
二 北海道開発の歴史と経験は、開発途上国における地域開発政策のモデルとなり得ることから、北海道開発局において主に開発途上国向けの地域開発に関する研修事業が継続実施されているところであるが、これまでの受け入れ国数及び受け入れ人員を伺う。
三 国際交流、特に国際観光を進める上で、北海道の豊かな自然、景観、食など北海道の特色ある地域資源のアピールは欠かせないものと思うが、これらの地域資源を活用し、魅力ある観光地づくりに寄与している「シーニックバイウェイ北海道」の取り組みの現状を伺う。
四 平成二十年の北海道洞爺湖サミットを踏まえ、地球環境問題への北海道の寄与が期待されるところだが、苫小牧港沖で進められているCCS(二酸化炭素地中貯留)試行実験について、現況及び苫小牧港地域に期待される役割について、伺う。
五 新たな北海道総合開発計画の総合的な点検について、スケジュール、検討体制について、政府の見解を伺う。
六 新たな北海道総合開発計画の総合的な点検における、今後の北海道総合開発計画推進の方向性について、政府の見解を伺う。

 右質問する。



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