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平成十四年五月二十七日提出
質問第八〇号

千鳥ヶ淵戦没者墓苑への納骨に関する質問主意書

提出者  阿部知子




千鳥ヶ淵戦没者墓苑への納骨に関する質問主意書


 政府は毎年千鳥ヶ淵戦没者墓苑の拝礼祭を執り行うに当たって、その数日前に遺骨を再焼骨し、かさを少なくして改めて納骨用に箱詰めし、昼間納骨室周囲をシートで囲い委託業者に作業を頼み納骨していた。ところが今年に限って深夜から朝方にかけ納骨作業をしたとのことである。去る五月二十二日開催された厚生労働委員会で真野政府参考人は「五月十九日夕方、納骨室を開けるということを行いました。二十日の墓苑の開苑前に、厚生労働省の社会援護局の外事室の室長補佐以下六名が納骨を行いました」と答弁している。このような異例の納骨作業に対し、以下詳細について質問する。

一 厚生労働省の社会・援護局外事室室長補佐以下六名は、閉門している墓苑内にどの様な方法で入ったか、また納骨する骨粉の入った箱は墓苑外から墓苑内にどの様な方法で搬送したか、四一八柱の納骨粉は何箱に納められていたか。
二 今年にかぎって何故五月十九日の夕方という時間帯を選んで墓苑の納骨室を開けたか、どの様な方法で、誰が作業したのか、作業者の人数と役割分担、作業内容を時系列で示せ。
三 納骨室に入る前、室内のガス検知はしたか、検知したとしたら検知器のメーカー名、型式、測定範囲を示し、測定した種類別ガス名と実測濃度値を示せ。仮に測定してないとしたら、測定しなかった理由と安全根拠を示せ。
四 納骨を二十日の墓苑開苑前という時間帯を選んだのは何故か。室長補佐以下六名で納骨したとのことであるが、六名は時間外の出張扱いか、誰が決裁したか、納骨室入り口のマンホールはどの様な方法で開け、蓋はどの様な方法で移動させたか、また納骨室内に誰が入り、納骨はどの様な方法でしたか。
五 納骨の前に例年の如く再焼骨したか、再焼骨したとしたら何箱分をいつ、どこから、どの様な方法でどこに運んで再焼骨したか示せ。再焼骨していないならその理由を示せ。
六 再焼骨は何時から始め、何箱ずつ再焼骨して、完了は何時だったか。またその時の燃料は何を使用し、焼骨温度は何度に設定されていたか、また一回当たりの燃焼時間、消費燃料はいくらであったか示せ。
七 再焼骨の届け出はどこに提出し許可を得たか、届け出ていないならその理由を示せ。

 右質問する。



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