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平成十六年二月十三日提出質問第一八号
奥、井ノ上二名の外交官銃撃事件の真相解明に関する質問主意書
提出者 首藤信彦
奥、井ノ上二名の外交官銃撃事件の真相解明に関する質問主意書
昨年十一月二十九日、イラクのティクリット南部で銃撃され死亡した奥、井ノ上二名の外交官銃撃事件については二ヶ月以上の月日を経過するも依然として真相は明らかにされておらない。
日本国の名誉、威信そして残されたご家族のためにも一日も早い真相解明をする必要があると考える。
以下次の事項について質問する。
二 上村参事官が事件の第一報を受けた時刻は現地時間で何時何分で誰からの連絡であったか。
三 外務省中東アフリカ局長および中東二課が事件の連絡を受けた時刻は日本時間で何時何分で誰からの連絡であったか。
四 官房長官が事件の連絡を受けた時刻は何時何分で誰からの連絡であったか。
五 総理大臣が事件の連絡を受けた時刻は何時何分で誰からの連絡であったか。
六 被弾したランドクルーザーの写真は、十一枚がＣＰＡ（連合暫定施政当局）から送られてきたと外務大臣が明言している。その中の未公開写真八枚のうちＮｏ．１は何が写っていてどういう理由で公開できないのか、捜査に影響があるとか一般的な理由でなく当該写真の画像の何が問題で公開できないのか具体的な根拠を示されたい。
七 未公開写真Ｎｏ．２は何が写っていて、どういう理由で公開できないのか。
八 未公開写真Ｎｏ．３は何が写っていて、どういう理由で公開できないのか。
九 未公開写真Ｎｏ．４は何が写っていて、どういう理由で公開できないのか。
十 未公開写真Ｎｏ．５は何が写っていて、どういう理由で公開できないのか。
十一 未公開写真Ｎｏ．６は何が写っていて、どういう理由で公開できないのか。
十二 未公開写真Ｎｏ．７は何が写っていて、どういう理由で公開できないのか。
十三 未公開写真Ｎｏ．８は何が写っていて、どういう理由で公開できないのか。
十四 事件の報告についてアメリカ合衆国軍隊、ＣＰＡ（連合暫定施政当局）、現地の警察等から様々な手段で、随時、情報の提供を受けているとの答弁を受けたが現段階でアメリカ合衆国軍隊あるいは、ＣＰＡ（連合暫定施政当局）の公式報告を示されたい。
十五 二名の遺留品の大半は大使館に返ってきたとされているがデジタルカメラ、パソコンなど一部まだ返却されていないものすべてを示されたい。
そして、その遺留品はどのような状態にあるのか明らかにされたい。
十六 ランドクルーザーは、二月中に日本に移送されると聞いているがそれはいつか、どのように公開されるのか示されたい。
十七 発見された弾丸の成分分析および、銃弾のものと認められる金属片六片の重量は明らかになったか。
十八 国民が注視し、また誰もが真相解明を願いその犯人を知る権利がある。本件について政府はテロリストの犯行であると断定しているのか。アメリカ軍による誤射説を否定する証拠はあるのか。
十九 犯人捜査の具体的方策は、懸賞金、私立探偵、ＣＩＡ報告などどのような方法で進めているのか。
二十 総理、外相は、証拠もなくテロリストの犯行と断定し、テロに屈するなと発言をしているがその根拠は何か示されたい。
二十一 今事件の捜査はいつまで続けられるのか、結論はいつ出されるのか明らかにされたい。
右質問する。