質問本文情報
平成十六年四月七日提出質問第七一号
国民年金の広報に関する質問主意書
提出者 山井和則
国民年金の広報に関する質問主意書
社会保険庁が行った国民年金の納入促進のための広報において、そのイメージキャラクターとした女優が国民年金に未加入であったことが判明した。また、その際に、広報に費やした金額が、六億二千万円に上るということも明らかになっている。未納者を減らすための広報は重要であるが、費用対効果が低い広報は、それ自体無駄遣いと考えられる。
そこで、以下のとおり質問する。
二 一で、加入の有無を確認できていない場合、確認の必要があると考えるが、いかがか。
三 二〇〇三年度において、広報に支出したお金の内訳を、支出先と、支出目的(TVCMであれば、その制作費や局別の放映時間数とその対価の金額等について、新聞や雑誌であれば、どの新聞にいくらでどのような大きさの広告を何回出したか)を、お示し願いたい。また、その配分の決定理由と意思決定の過程について明らかにされたい。
四 一九九九年以降の国民年金の納付率の推移について示すとともに、その推移についてどのように分析し、評価しているかを示されたい。
五 過去五年間の年金広報に使った金額及び、これにより行われたTVCM、ポスター等について、何にどの程度の金額を使い、どのような成果物を得たのか、年度毎に具体的にお示し頂きたい。
六 過去五年間行ってきた広報によって、国民年金の納付に対してどの程度の効果があったと考えているか。又、その効果は費用に見合ったものであると考えているか、政府の見解を伺いたい。
右質問する。