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平成十六年十二月二日提出質問第八一号
緊急地域雇用創出特別交付金事業に関する質問主意書
提出者 小宮山泰子
緊急地域雇用創出特別交付金事業に関する質問主意書
雇用情勢は依然として厳しく深刻な状況にある。個々の失業者にとって雇用の機会の有無は生きていく上で差し迫って切実な問題である。深刻な雇用情勢は生活苦を原因とする自殺の多発や経済的理由による退学、犯罪の増加をもたらしている。このような中で、失業者の雇用創出に実績をあげ、自治体からも評価されてきた緊急地域雇用創出特別交付金事業を平成十六年度で政府は終わらせようとしている。
関連して、以下質問する。
二 政府は緊急地域雇用創出特別交付金事業を今年度で終わらせようとしているが、自治体はその実績を踏まえ存続を強く要望しているところである。また雇用情勢が依然として厳しく深刻な情勢にある中で、政府はなぜ当該事業を終わらせようとしているのか、理由を説明されたい。
三 緊急地域雇用創出特別交付金事業はホームレスの就労支援事業でも一定の役割を果たしてきたとされるが、ホームレス就労支援の観点から緊急地域雇用創出特別交付金事業があげた成果、実績について概要を説明され、その事実関係に立って以下答弁されたい。失業者の中でもとくにホームレスはより厳しい生活に直面しているのであり、緊急地域雇用創出特別交付金事業を今年度で終わらせれば、ホームレスの就労にも悪影響が及ぶと憂慮している。政府としてホームレスの就労支援を維持拡大すべきと考えるのか、今後の対応について基本的な考えを伺いたい。
右質問する。