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平成十八年三月十日提出
質問第一四一号

外務人事審議会に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




外務人事審議会に関する再質問主意書


 標記案件については、既に平成十八年二月二十二日に質問主意書を提出し、内閣から同年三月三日に答弁書を受領した。その結果を踏まえ、更に追加質問する。

一 外務省公式ホームページによれば、平成十七年十一月九日十七時から十八時二十五分まで、外務省北庁舎幹部会室で行われた第四百三十七回外務人事審議会には、高垣佑委員(会長)、有馬真喜子委員、武政和夫委員、下村満子委員、林貞行委員、塩尻幹事(官房長)、片上副幹事(人事課長)、能化副幹事(在外公館課長)、伊藤中東アフリカ局参事官(報告者)が出席しているが、それ以外に記録係等の外務省職員が審議会に同席しているか。
二 第四百三十七回外務人事審議会の議事録は作成されたか。
三 外務省公式ホームページに第四百三十七回外務人事審議会議事概要(在勤手当関連部分)が掲載されている(以下、「議事概要」という)。「議事概要」の中に「『在勤基本手当の水準回復を図る』というそもそも論と、主要国や企業との比較との関係につき、考え方を整理しておいた方がよいと思う。個人的には比較の結果、三、四割削減された水準を回復するということであると思った。」との発言要旨が記されているが、この発言を行った委員の氏名を明らかにされたい。
四 「議事概要」の中に「主要国、民間企業と比較した時に在勤手当は二〜三割低いというデータがあったので、それを元に戻せば大体前の水準に戻るという指摘もあった」と副幹事の発言もしくは補足説明が記されているが、右副幹事の官職氏名を明らかにされたい。外務省は、在勤手当が主要国、民間企業と比較した時に二〜三割低いというデータがあったとする具体的根拠について説明されたい。
五 「議事概要」の中に「我々は何回も議論しているから分かってきているが、一般の人は実情をよく知らない。最近色々な人に(在勤手当について)話をすると、こんなに削減されたのかと皆びっくりする。」との発言要旨が記されているが、この発言を行った委員の氏名を明らかにされたい。
六 「議事概要」の中に「テレビなどを見ている人は皆外務省はひどいところだと思ってしまうので、こういう時こそ、萎縮することなく堂々と言うべきだ。」との発言要旨が記されているが、この発言を行った委員の氏名を明らかにされたい。
七 「議事概要」の中に「在勤手当に関し、あたかも非常に高いかのように言われているが、外務人事審議会では低すぎることを心配している、実際には(ニーズとの間に)ギャップがありすぎる。」との発言要旨が記されているが、この発言を行った委員の氏名を明らかにされたい。
八 「議事概要」の中に「答弁書の三.に『主要国の外交官及び日本企業の駐在員の給与や手当と比べて、必ずしも高額であることはない』と書いてあるが、高いけれど非常に高いわけではないという印象を与える。低い、ということを明記すべきである。」との発言要旨が記されているが、この発言を行った委員の氏名を明らかにされたい。
九 「議事概要」の中に「必ずしも低くないのに、こんな勧告を出すのかということになってしまう。我々は外務省と利害関係はないので、客観的にものを言っているつもりだ。」との発言要旨が記されているが、この発言を行った委員の氏名を明らかにされたい。外務省から金銭による手当を受けている委員が「外務省と利害関係はない」と主張することは妥当か。
十 「議事概要」の中に「不遜になってはいけないが、外務省には言うべき事は言って頂きたい。」との発言要旨が記されているが、この発言を行った委員の氏名を明らかにされたい。この委員が主張するところの外務省が「言うべき事」とは具体的に何を意味するか。
十一 第四百三十七回外務人事審議会において、蓮舫参議院議員からの質問主意書につき、外務省職員が説明した後、「議事概要」によれば、委員が「この主意書は、鈴木議員のものと同じか。」という質問をし、副幹事が「共通点が多い。」と答えたことが明らかにされたが、ここでいう鈴木議員とは鈴木宗男衆議院議員のことか。これに対して「共通点が多い」と答えた副幹事は、片上人事課長か、能化在外公館課長か。蓮舫参議院議員と鈴木議員の質問主意書に「共通点が多い」とは具体的にどのような根拠に基づいて述べているのか。
十二 第四百三十七回外務人事審議会において、在ロシア連邦大使館、在中華人民共和国大使館、在パプアニューギニア独立国大使館における住居手当に関する言及があったか。
十三 在勤手当について、外務人事審議会では外務省の事務当局が提供する以外に独自のデータを収集しているか。
十四 国民の知る権利との関係において、外務人事審議会の内容についてはできるだけ情報が公開されるべきと考えるか。

 右質問する。



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