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平成十八年十月二十五日提出
質問第一一七号

国道八号線バイパス沿い(富山市・射水市・高岡市)の市街化調整区域における外国人中古車販売店出店に関する質問主意書

提出者  村井宗明




国道八号線バイパス沿い(富山市・射水市・高岡市)の市街化調整区域における外国人中古車販売店出店に関する質問主意書


 富山県内を東西に横切る主要国道八号線バイパス沿い(富山市・射水市・高岡市)にパキスタン人を中心とする約二百六十軒余りの外国人中古車販売業者が進出している。中古車販売店の多くは市街化調整区域内に立地し、プレハブ・コンテナを設置して営業を行っている。
 近隣住民は、違法駐車、オイルの農地への流出や排出されるゴミなどの環境問題、多発する犯罪等々、不安な日々を過ごしており、一日も早く安心・安全に暮らせる街にしなければならない。
 以上の状況に鑑み、次の質問をする。

一 中古車販売業者は、市街化調整区域内にプレハブ・コンテナを設置し事務所として使用している。その多くは電気・水道・ガス・電話を引き、また、トイレ・テレビ・パソコン・冷暖房器具などを設備し営業を行っている。
 国土交通省は、平成十六年十二月十六日付で「コンテナを利用した建築物の取扱について」通達を出しているが、あらためて、これは都市計画法を遵守されたものか見解を求める。
二 通常は平穏であるべき田園地帯に中古車販売店が立ち並び、朝の通勤ラッシュ時にはトレーラーが路上で車の積み下ろしを行うため片側一車線が使用できず、交通渋滞を招いている状況であり、交通事故の危険も多分に含んでいる。地域住民が様々な不安を増幅させる環境の中で生活する姿は、安倍総理が提唱する「美しい国」創りに合致する姿なのか、見解を求める。
三 一方、伏木富山港は、日本海側の玄関で特定重要港湾の役割を担っており、ロシアへの中古車輸出額は五百億円余りにのぼり、富山県の貴重な財源ともなっている。また、中古車販売業者の中には日本人と結婚して在留資格を取得し子供も日本の学校に通うなど日本の生活にとけこんでいる。
 こうした財源、人権両面から共存共栄をはかるべきとの意見もある。重要港湾付近には、遊休地もあり整備して中古車販売店を移転させることも一考に値すると思うが見解を求める。
四 この問題は、一地域の問題として条例などで片付くものではない。政府があるべき姿を示し、国土交通・農林水産・警察・法務など垣根を越えた特区的なものの考え方で対応すべきと考えるが見解を求める。

 右質問する。



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