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平成十九年十月三十一日提出質問第一七六号
ミャンマーにおける邦人記者殺害に対する政府の対応に関する質問主意書
提出者 鈴木宗男
ミャンマーにおける邦人記者殺害に対する政府の対応に関する質問主意書
「政府答弁書」(内閣衆質一六八第一三九号)を踏まえ、以下質問する。
二 政府は、「事件」の真相究明及び「ビデオカメラ」の返還に関して、ミャンマー政府に期限を設けずに交渉しているが、その理由を明らかにされたい。期限も設けず、「政府答弁書」にあるように「ミャンマー政府の対応を見極めつつ、対応を検討していく」との悠長な態度で、「事件」の真相究明及び「ビデオカメラ」の返還は実現すると政府は考えているのか。
三 「政府答弁書」では、野川保晶在ミャンマー駐箚特命全権大使(以下、「野川大使」という。)のミャンマー政府への抗議に関して、「お尋ねの野川ミャンマー連邦(以下「ミャンマー」という。)駐箚特命全権大使によるミャンマー政府への対応は、例えば、平成十九年十月八日、チョー・トゥー・ミャンマー外務副大臣に対して、また、同月十四日及び二十四日、ニャン・ウィン外務大臣に対して行われた。」との答弁がなされているが、右答弁でいう「ミャンマー政府への対応」とは、具体的に「野川大使」によるどのような行為を指すのか。「野川大使」は右答弁の人物に対して、邦人保護の観点からきちんとした抗議を行い、「事件」の真相究明及び「ビデオカメラ」の返還を訴えたのか明らかにされたい。
四 政府は「事件」の真相究明及び「ビデオカメラ」の返還を、具体的期日を設けてミャンマー政府に申し入れるべきではないのか。政府の見解如何。
右質問する。