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平成十九年十一月五日提出
質問第一八八号

薬害肝炎に関わる公表資料および一般国民への注意喚起のための医療機関の公表・周知等に関する質問主意書

提出者  山井和則




薬害肝炎に関わる公表資料および一般国民への注意喚起のための医療機関の公表・周知等に関する質問主意書


一 二〇〇二年八月十九日に報告のあった「フィブリノゲン製剤によるC型肝炎ウイルス感染に関する調査報告書」(以下、報告書)及び四一八名の症例一覧表の公表時にはないとされていた個人情報が記載されていた資料が今回、発見された件について、お答えいただきたい。一連の報告書公表から今に至るまで、旧ミドリ十字の資料は公表されているものの厚生労働省内の資料は明らかにされていない。いわゆる薬害エイズ事件における“郡司ファイル”に匹敵する資料があるものと思われる。
 「フィブリノゲン‐ミドリの事故報告について(第四回最終報告)」(一九八七年五月三十一日)厚生省薬務局安全課医薬品副作用情報室長(一九八七年五月当時)・牧野利孝氏のメモやファイルがあるのではないか。それら資料の有無について、いつ、誰が調べたか。調べた職員の所属課および役職をお教え願いたい。
二 一と同様に厚生労働省医薬局長(二〇〇二年八月当時)・宮島彰氏のメモやファイルがあるのではないか。それら資料の有無について、いつ、誰が調べたか。調べた職員の所属課および役職をお教え願いたい。
三 厚生労働省は、二〇〇四年十二月十日に行ったような、フィブリノゲンを納入した七〇〇四の全医療機関の新聞紙上での公表をいつ行うのか。また今まで明らかになった七〇〇四の医療機関以外にもフィブリノゲンを納入した医療機関があるといわれている。いつ、誰が、どのように再調査を行うのか。
四 最初の二名、追加発表の八名、計十名の実名が公表されたが、それ以外はいないのか。四一八名の症例一覧表中、実名を把握していると田辺三菱製薬から報告のあった一九七名の実名については、いつ、誰が調べたのか。調べた職員の所属課および役職をお教え願いたい。
五 薬害肝炎の原告弁護団から症例一覧表にある四一八名への告知の要望書を今までにもらったことはないか。
六 二〇〇二年以降、薬害肝炎原告弁護団から要望書はいつ、何回もらったか。それら要望書を受け取った日時とその内容についてお教え願いたい。
七 症例一覧表四一八名への告知等のための新聞への告知広告は、いつ、何回、どのような内容で出したか。新聞広告の日時およびその内容についてお教え願いたい。
八 七の新聞広告とともに国民への周知にあたってポスターも作成したとのことだが、それはどのような内容か。いつ、何枚、どのように掲示されたか。
九 七と八の周知にあたっては、国民からの電話相談も受け付けたというが、いつ、どのように行い、その相談件数は何件あり、国民からの相談内容はどういったものであったか。
十 二〇〇二年八月十九日の報告書及び四一八名の症例一覧表の公表時、同報告書作成に関与した当時の担当課の名称をお教え願いたい。
十一 以上の事実を踏まえ、各項目の作業等に関わった担当部局及び担当者の責任について、どのように考え、今後どのように対応していくのか政府の見解を明らかにされたい。

 右質問する。



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