質問本文情報
平成十九年十一月五日提出質問第一八九号
兵器等の購入価格等に関する質問主意書
提出者 長妻 昭
兵器等の購入価格等に関する質問主意書
平成十九年十月二十八日、民放の番組で、石破防衛大臣は、以下の発言をされた。
「例えば、我が国のF15戦闘機って百億円するわけでアメリカのF15なら六十億円とか七十億円ですよ。で、あるいはF2戦闘機って百二十億円する、原型のアメリカのF16ってのは、五十億、確かしないんですよ」「なんでそうなるのかっていうメカニズムはいろんなことがあるんです」「この価格は本当に正しいのっていう議論がきちんと行われてきたかっていうと、それはそうでもない」
そこでお尋ねする。
2 石破大臣によると購入価格が正しいかどうかの議論はきちんと行われていないとされる。それは事実か。
3 今後、購入価格が正しいかどうかの調査をして公表するおつもりがあるか。内閣の見解を問う。防衛大臣が疑問を呈していることに関して、何も調査をせずにフタをすることは許されないと考える。いかがか。
4 石破大臣には、これまで「海外からの調達には商社が入るが、こういう国はあまりない」「調達のやり方自体に相当問題があるのでは」との趣旨の発言や執筆はあるか。商社を介する購入方法に問題があるとお考えか。それに関する調査をすべきと考えるが、いかがか。
二 F15のライセンス契約料はいくらか。
三 昨年度の防衛省の兵器購入のうち、米国での価格の一.五倍以上で購入しているものを購入価格・購入元企業名とともにすべてお示し願いたい。
四 昨年度の防衛省の兵器購入のうち、商社を介して購入したものをすべてお示し願いたい。それぞれ、購入価格、商社への手数料額、商社名をお示し願いたい。また、当該商社への国家公務員の再就職人数を商社名ごとにお示し願いたい。
五 昨年度の防衛省の兵器購入元企業のうち、元国家公務員職員を受け入れている企業名と受け入れ人数・出身省庁・役職をお示し願いたい。また、それぞれの企業から購入した兵器名と購入価格、随意契約か否かもお示し願いたい。
これらの質問は行政として当然、日頃から情報収集をしておくべきものであると考えており、本来は、七日以内に答弁が可能であると考える。しかし、答弁に時間がかかるのであれば、あえて延長も了解するので、誠実に答弁頂くことをお願いする。
質問番号を束ねて粗く不誠実な回答をするのではなく、質問番号ごとに誠実に回答を頂くことをお願いする。
右質問する。