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平成十九年十一月二十二日提出
質問第二六五号

外務省におけるワインの管理状況に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




外務省におけるワインの管理状況に関する質問主意書


一 外務省が保有している約八千本のワインについて、二〇〇七年四月二十三日の衆議院決算行政監視委員会第一分科会において鈴木宗男衆議院議員と浅野外務副大臣(当時)が、
 「〇鈴木(宗)分科員 浅野副大臣、そういうことなんですよ。ですから、そもそも私が不思議でならないのは、物品管理簿になぜ値段を入れないか。少なくとも、国民の税金ですよ。それを堂々と開き直ったような形で、この質問主意書の答弁書に出ている。私は、これも常識からかけ離れているんじゃないかと思うんですよ。
 〇浅野副大臣 今、会計課の方に、一体その矛盾をと言って確かめましたら、鈴木先生、購入の一枚一枚、五年間保管する購入の書類には、もちろんこれが幾らだというのは書いてあるんですね。だから、一番高いワインが一九九八年のシャトー・ムートン、この五年間で、二万六千三百七十円のシャトー・ムートンが一番高くて、一番安いものは一九九九年のシャトー・デギュイユが千九百六十二円という、五年間のものについては値段がわかる。
 お尋ねの、物品に係る物品管理簿については、物品管理法の関係法令上の規定、そこで記載しなさいというものに限って法令に従ってやっている、こういうことです。
 〇鈴木(宗)分科員 浅野副大臣、わかりました。では、五年間の、そのワインの何を何本買ったか、その一覧表を、後で結構ですから出してください。五年間、資料が残っているわけですからね。
 〇浅野副大臣 先生、五年間の分について去年御質問があったので、それをトータルとして十七年は総額で幾ら、本数が何本ということを整理して鈴木先生の御要請に対して答えをさせていただきました。
 ただ、ワインの内容全体、何が何本、どれがどういうふうにあるというのは、やはりこれは外交活動をやっていく上で、その目的に従って、相手に従ってさまざまなレベルのものを使っていますので、ちょっと個々のものの手の内をすべてさらけ出すというのは控えさせていただいて、前回のような、トータルとしてどれだけだ、何本だ、総額幾らだということで御了解を賜ります。
 〇鈴木(宗)分科員 副大臣、勘違いしないでください。私は、何をどこに使うだとかということは聞いていないですよ。今のはすりかえの答弁ですよ。相手のレベルというのは、私は何も聞いていませんから、そんな話は。
 いいですか。例えば十三年に六百八十本あるなら、六百八十本の内訳は、こういうものはこうです、これは何本こうですと、それはちゃんと物品管理簿に分けられているというんですから、それを示してくださいという話なんです。
 どこに何を使うなんということを私は聞いていませんし、興味もないんです。どういう内訳になっているかという話ですから、これも時間の無駄ですから、小委員長、後で資料として出していただければいいです。」
とのやり取りをしているが、右の委員会質疑において鈴木宗男衆議院議員が浅野外務副大臣に対して求めた、二〇〇一年から二〇〇五年の五年間に外務省が購入したワインにつき、どの銘柄のものを何本購入したのか並びにそれぞれの購入金額がわかる一覧表作成の進捗状況につき、説明されたい。
二 二〇〇七年四月十三日に閣議決定された政府答弁書(内閣衆質一六六第一五七号)で、外務省が保有するワインに関する物品管理簿につき、外務省は「外務省において、お尋ねの物品に係る物品管理簿については、物品管理法(昭和三十一年法律第百十三号)等の関連法令上必要とされる事項を記載又は記録しており、適正に作成している。同簿は電子的に作成しておらず、また、お尋ねの購入価格は記載又は記録していない。」と答弁している。エクセルなどの表計算が出来るパソコンのソフトがある現代において、外務省が八千本ものワインに関する物品管理簿(以下、「物品管理簿」という。)を電子的に作成していない理由を明らかにされたい。
三 「物品管理簿」を電子的に作成せず、またワインの購入金額を記載又は記録することもなく、外務省が八千本ものワインを適切に管理していると主張する根拠につき、説明されたい。
四 二〇〇七年一月二十六日提出の質問主意書及び同年二月六日に閣議決定された政府答弁書(内閣衆質一六六第一〇号)で触れている、二〇〇六年十二月二十五日、外務省より鈴木宗男衆議院議員の事務所に届けられた外務省によるワインの購入状況についてまとめた書類では、
 平成十七年度 六〇六本  総額 三〇五九三七〇円
 平成十六年度 五五二本  総額 三七二一四三六円
 平成十五年度 三四八本  総額 三五二八五〇四円
 平成十四年度 一八〇本  総額 二九八三六八〇円
 平成十三年度 六八〇本  総額 四三三三一一四円
とされているが、右の二千三百六十六本のワインの内、二〇〇七年十一月二十二日現在、どれだけのワインがどの場で使用されたのか、その使用状況につき、具体的に明らかにされたい。

 右質問する。



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