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平成十九年十一月三十日提出質問第二八一号
宙に浮いた年金記録の照合作業の進捗状況に関する再質問主意書
提出者 鈴木宗男
宙に浮いた年金記録の照合作業の進捗状況に関する再質問主意書
「前回答弁書」(内閣衆質一六八第二〇三号)を踏まえ、再質問する。
二 「公約」につき、舛添要一厚生労働大臣は二〇〇七年十一月二十一日の記者会見で、「年金記録」につき「最終的に何としても見つからない記録が数%出てくるかもしれない」との旨発言し、公約違反ではないのかとの指摘に対しては「先の参院選でのスローガンで、意気込みを示したもの。神様がやってもできないことがある」「国民に報告し、理解を求めるしかない」と述べたと承知するが、右の舛添大臣の発言(以下、「舛添発言」という。)からは、舛添大臣が「公約」とは「年金記録」全てにつき、それぞれ誰のものか特定することを指すと考えていたものと理解できる。更に、「舛添発言」に対して、町村信孝官房長官は同年同月二十二日の記者会見で、「多少誤解を招くような発言があった」と「舛添発言」を修正するかの様な発言をし、更に「来年三月末までに照合作業を終える公約を福田内閣でも変わらず踏襲しているので、大きな変更があったとは受け止めていない」「対応できないということが分かることが五千万件の照合作業の中身だ。来年の三月末までに完ぺきに記録の行き先が分かるようにするといったわけではないと理解している」との旨の発言(以下、「町村発言」という。)をしているが、「舛添発言」と「町村発言」は、あたかも「公約」を巡り内閣の足並みが揃っておらず、「公約」の内容が徐々に後退しているかのような印象を国民に与えかねないと考えるが、政府の見解如何。
右質問する。