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平成十九年十二月二十六日提出質問第三六〇号
我が国におけるテロリストの活動についての法務大臣の発言を「面白い」と評した内閣総理大臣の真意に関する再質問主意書
提出者 鈴木宗男
我が国におけるテロリストの活動についての法務大臣の発言を「面白い」と評した内閣総理大臣の真意に関する再質問主意書
「前回答弁書」(内閣衆質一六八第三三四号)を踏まえ、再質問する。
二 「前回答弁書」においても「鳩山発言」について「御指摘の発言は、テロの脅威を踏まえ、テロ防止のための上陸審査を徹底しなければならないという趣旨からなされたものであり、鳩山法務大臣において、自らの経験及び識見を踏まえ、我が国におけるテロの未然防止に努めるなど適切に対処するものと考えている」との答弁がなされているが、では「鳩山発言」以後、鳩山大臣はテロの未然防止のため具体的にどの様に対処してきているのか説明されたい。
三 福田総理が二〇〇七年十二月十四日、民放テレビ局の番組収録の中で、鳩山大臣について「面白い方ですよね。面白い方。発言の中身も面白い」と語り、更に「鳩山発言」について「あの一回だけじゃ駄目ですね。連続して聞くと味がある」と感想を述べたことの真意について前回質問主意書で問うたところ、「福田内閣総理大臣の御指摘の発言は、鳩山法務大臣の発言には独特の表現が含まれているとの趣旨からなされたものであり、その発言が政府の治安に対する取組や責任に不安を生ぜしめるものとは考えていない。」との答弁がなされている。しかし、常識的に考えて、我が国の治安維持に責任を持つ法務大臣が自身の友人の友人はアルカイダである等と述べたことを「面白い」「連続して聞くと味がある」と述べたことは、「独特の表現が含まれているとの趣旨」を超えている。「鳩山発言」についての「誤解を招くことのないよう表現に留意する必要がある」との政府答弁と齟齬があり、内閣総理大臣の発言としては不謹慎であると考えるが、福田総理の見解如何。
右質問する。