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平成二十年九月二十五日提出質問第一五号
一九九七年の日露首脳クラスノヤルスク会談におけるエリツィン元大統領の提案に関する質問主意書
提出者 鈴木宗男
一九九七年の日露首脳クラスノヤルスク会談におけるエリツィン元大統領の提案に関する質問主意書
一 本年九月十七日付の北海道新聞に、「九七年日ロ首脳クラスノヤルスク会談 エリツィン元大統領『四島即時返還』を提案 側近の説得で翻意」との見出しで、ボリス・ネムツォフ元ロシア第一副首相が、一九九七年の在職中、クラスノヤルスクで行われた日ロ首脳会談で、当時のエリツィン大統領により、北方領土即時返還の提案(以下、「提案」という。)が当時の橋本龍太郎内閣総理大臣になされ、それをネムツォフ氏はじめエリツィン元大統領の側近が必死になって止めていたとする記事(以下、「道新記事」という。)が掲載されているが、外務省は「道新記事」の内容を承知しているか。
二 「道新記事」の中で触れられている、「提案」がなされたとされている一九九七年十一月一日の日ロ首脳会談(以下、「会談」という。)に出席した日本側の人物は誰か、その官職氏名を全て明らかにされたい。
三 「道新記事」の内容は真実か。エリツィン元大統領により「提案」がなされたという事実はあるのか。
四 「道新記事」の中で、ネムツォフ氏が当時の「会談」におけるやり取りを明らかにしたことで、今後の日ロ間における北方領土交渉に何らかの影響はあるか。政府の見解如何。
右質問する。