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平成二十年十一月十二日提出質問第二三二号
千島列島におけるアイヌ民族の先住性に関する第三回質問主意書
提出者 鈴木宗男
千島列島におけるアイヌ民族の先住性に関する第三回質問主意書
「前回答弁書」(内閣衆質一七〇第一四三号)を踏まえ、再度質問する。
二 アイヌ民族が千島列島及びサハリンの先住民族であるとの認識を政府は有しているかとの問いに対して、「前回答弁書」では「政府としては、アイヌの人々が千島列島又はサハリンにおける先住民族であるか否かについては、これらの地域は我が国の領土ではないことから、これを判断する立場にはなく、また、調査を行う考えもない。」との答弁がなされている。しかし、一で、千島列島及びサハリン南部が我が国固有の領土であった時期があることに鑑みると、現在我が国の領土でないことをもってして、アイヌ民族がそれらの地域における先住民族であるか否かを判断できないというのはおかしいのではないか。
三 二の答弁にある様に、アイヌ民族が千島列島及びサハリンにおける先住民族であるか否かについて、政府が調査を行う考えを有していないのはなぜか。
右質問する。