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平成二十年十二月一日提出質問第三〇一号
省庁の地方出先機関の新築工事等に関する質問主意書
提出者 長妻 昭
省庁の地方出先機関の新築工事等に関する質問主意書
平成二〇年度から国土交通省東北地方整備局など省庁の地方出先機関が入居する仙台第一地方合同庁舎の新築工事が始まる。平成二〇年度は、建設費二二億円が計上されている。平成二三年度に完成予定で、総工費は一一四億二七〇〇万円である。
この工事に関してお尋ねする。
二 国土交通省大臣官房官庁営繕部作成の平成二〇年度官庁営繕関係予算概要(平成二〇年一月)には、特定施設整備事業の項目に仙台第一地方合同庁舎(増築棟)とある。なぜ新築と明記しなかったのか。
三 今後、予定されている地方出先機関が入るすべての建物の新築、増築、改築計画を金額とともに詳細にお示し願いたい。
四 現在、地方出先機関と地方自治体における二重行政批判をはじめ、国の出先機関の見直し機運が高まっている。徹底的に国の出先機関を整理統合すべきと考える。
そのような中において、出先機関の建物を一〇〇億円以上かけて新築するということはいかがなものか。見解をお尋ねする。
五 政府は、すみやかに地方出先機関の徹底した整理統合計画を立案し、工程表をまとめるべきと考える。それまでの間、現在、計画されている、緊急性を要しない新築、増築、改築計画はいったん、白紙に戻すか、凍結すべきと考えるが、いかがか。
以上、内閣の見解を問う。
質問番号を束ねて粗く不誠実な回答をするのではなく、必ず質問番号ごとに分けて誠実に回答を頂くことを重ねてお願いする。
右質問する。