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平成二十一年二月二十四日提出
質問第一五〇号

日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する再質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一七一第一一七号)を踏まえ、再質問する。

一 財団法人日本漢字能力検定協会(以下、「漢検協会」という。)が漢字能力検定試験を通じて多額の利益を上げているとし、本年二月九日、文部科学省は「漢検協会」に立ち入り検査を実施した。「漢検協会」については、各種報道により、利益の一部が大久保昇理事長一族の墓と同一区画にある「漢検協会」の供養塔の建設に充てられる等、「漢検協会」の活動と関係がなく、公益性もない事業が行われていることが指摘されている。右について文科省は、「前回答弁書」で「文部科学省としては、御指摘の協会の不祥事については、本年二月に実施した立入検査等を踏まえ、現在、事実関係を精査しているところであり、今後法令等に照らし厳正に対処してまいりたい。」との答弁をしているが、右答弁にある「漢検協会」の不祥事に係る事実関係の精査は、現在どの様な進捗状況にあるか説明されたい。
二 「漢検協会」がその年一年の世相をイメージする漢字一字を日本全国より公募し、その中で最も応募数の多かった漢字一字をその年の世相を表す漢字として選定し、京都府京都市東山区の清水寺の貫主の毛筆によって毎年十二月十二日の「漢字の日」に発表することが行われていることに関し、前回質問主意書で、右の清水寺貫主に対し「漢検協会」から報酬が支払われているかどうか文科省は把握しているかと問うたところ、「前回答弁書」では「文部科学省としては、協会の発表する『今年の漢字』の揮毫に対しては、報酬が支払われているものと承知している。」との答弁がなされている。「今年の漢字」の揮毫は一九九五年より行われているものと承知するが、文科省として、そもそもなぜ「今年の漢字」の揮毫が一九九五年以来、一貫して右の清水寺貫主によって行われることとなったのか、その理由を把握しているか。
三 「今年の漢字」の揮毫に関して、「漢検協会」と清水寺の間でどの様な契約が結ばれているか、文科省として把握しているか。
四 二の報酬の額はいくらか、文科省として把握しているか。
五 四の報酬の額をはじめ、「今年の漢字」の揮毫に係る「漢検協会」と清水寺の関係に対する文科省の見解如何。

 右質問する。



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