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平成二十一年五月八日提出
質問第三八〇号

殺人罪等に問われているフジモリ・元ペルー大統領に対する政府の保護に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




殺人罪等に問われているフジモリ・元ペルー大統領に対する政府の保護に関する質問主意書


 日本国籍を有するアルベルト・フジモリ元ペルー大統領に対し、本年四月七日、ペルーの最高裁特別刑事法廷は、同国で一九九〇年代に起きた虐殺事件に関し、同氏が大統領として殺害を承認したのは明らかとして、禁固二十五年の実刑判決を言い渡した。右を踏まえ、質問する。

一 二〇〇七年十一月十三日の政府答弁書(内閣衆質一六八第一九〇号)で政府は「政府は、その後も、ペルー政府に対し、フジモリ氏が公正な待遇を受け、適正手続を経て司法判断を受けることが重要であるとの我が国の立場を説明している。」と答弁している。今次、フジモリ氏に対して、前文で触れた様に禁固二十五年という司法判断が下されたが、右の判決内容に対する政府の見解如何。
二 フジモリ氏への判決は、政府が従来より我が国の立場として求めてきた様に、適正な手続きによって下されたものであると政府は認識しているか。
三 政府として、判決が下されてから、フジモリ氏と接触し、何らかの形で支援を行っているか。
四 フジモリ氏は控訴する意向を示していると承知するが、政府として今後同氏に対してどの様な支援を行っていく考えでいるのか説明されたい。

 右質問する。



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